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Tuesday, 09 July 2013

色いろいろ

去年のいまごろ、渋谷ヒカリエにある川本喜八郎人形ギャラリーにはじめて行つた。
正確には六月の最終週だ。

七月にシアター・コクーンに「天日坊」を見に行つた帰りにも寄つてゐるが、このころはそんな感じで、足繁く通ふといふほどでもなかつた。

本格的に通ひはじめるのは、八月に「其礼成心中」を見に行つてからだ。
これも正確に云ふと、「其礼成心中」を見たあと、川本喜八郎人形ギャラリーに近い渋谷区防災センターで、「人形劇三国志」の「赤壁の戦ひ」の回を見てから、である。

この件についてはすでに何度も書いてゐる。
「其礼成心中」は、たしかによかつたのだが、そのあと見た「赤壁の戦ひ」に全部持つていかれてしまつた。
そんな感じだつたのだ。

といふわけで、これまで渋谷と新宿と池袋とは、乗り換へでさへ降りるのはいや、といふやつがれであつたが、「隙あらばヒカリエ」とばかりに渋谷に出没するやうになつた。
まあ、ヒカリエにしか、もつと云ふと、川本喜八郎人形ギャラリーにしか行かないけど。

「人形劇三国志」の人形たちには、ひとりひとりなんとなくテーマカラーがある。
関羽が緑、といふのは、まあ、京劇からのお約束だらうか。
曹懆が赤、とか、孫権はオレンジ、とか、周瑜は黄色で、郭嘉は紫、張飛は、うーん、ピンクかな。

普段使ふかばんとして、ル・ボナーのネコリュックとコンフェッティとを愛用してゐる。どちらもシュランケンカーフのヴァイオレットで、この色を「郭嘉ヴァイオレット」と呼んでゐる、といふ話も以前どこかで書いた。
光の加減によつて、茶色にも見え、また紫にも見えるやうな色が、なんとなく人形劇の郭嘉の衣装の色を思はせるからだ。

日本橋丸善限定のインキ、エターナルブルーを「玄徳ブルー」と呼んでゐる、といふ話もしつこいくらゐ書いてゐる。
これも、人形劇の玄徳の頭巾などの青い色を思はせるやうなインキの色ゆゑだ。

先日、Lisbeth #40のレース糸を注文してしまつた。
もうこれ以上糸は増やさないのではなかつのたか。
うむ。まあ、さうなのだが、ここのところしばらく買つてないしね。
とか云ひながら先月越前屋で佐賀錦を買つたか。でもまあ、あれは用途があるものなので、といひわけがましく書いておかう。

Lisbethは何色か注文したのだが、なかに「孔明ブルー」と呼び習はしてゐる色がある。
あ、これもどこかで書いたな。
人形劇の孔明は、川本喜八郎のイメージとしては白なのださうなのだが、白い衣装は中国では喪服と云はれて断念したのださうな。
最終回とその前二回ほど、白い衣装で出てくるが、それをしてやづかれは「死に態の孔明」と呼んでゐる。
それはさておき。
そんなわけで、出廬してからの孔明は、薄い黒地の上つ張りを着て、その下には水色の衣装をつけてゐる。
水色、と書いたが、ほんのり紫がかつた感じの色である。
英語で云ふと、periwinkleつて感じかな。
毛糸だと、パピーのNew 2PlyやNew 4Plyに似たやうな色がある。

これ以上、糸を増やしてどうする。
しかも全然減つてゐないのに。
さうも思ふが、夏だし、いいかなつて。
いまタティングレースで使つてるのは、濃い牡丹色つて感じだし。これはこれできれいな色で気に入つてゐるけれども。

ちよつと多めに買つたので、すこし大きいものでも作つてみやうかなあと思ひつつ、タティングレースの本など眺めたりしてゐる日々である。

ほんとは「曹懆レッド」もほしいところである。朱金のやうな赤、かなあ。
なかなかお目にかからないのだが。

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