四角いモチーフつなぎたい
眠い。
夕べはひさしぶりに涼しい夜だつた。
梅雨があけてからといふもの、寝るときには氷枕を使つてゐたが、夕べは使ふ必要がなかつた。
タオルケットもしつかりかけて寝てゐたやうだ。
そんなわけで、よく眠れたはずなのだが、まだ眠い。
こんな気持ちのよい朝に、なぜ起きなければならないのだらうか。
そんな心持ちである。
昨日は、家にゐればそれほど暑くはなかつた。
おそらく比較の問題で、それまでが暑過ぎたのだらう。
だから、といふのではないが、こんなものを作つてみた。
昨日も書いたJan StawaszのTatted Treasuresに出てくるモチーフである。
本ではいくつもつないでドイリーと銘打つて紹介されてゐる。
ドイリーといふよりはテーブルクロスといつた巨大さになつてゐるけどな。
周囲にはすこし形をかへたモチーフをつないで、さらにその外側にことなるモチーフをつないでしあげてゐる。
この本には、さうした作品がいくつかある。
モチーフとしては六角形が好きだ。
理由はとくにない。
その一方で、四角形のモチーフをつないだものも好きだ。
四角形の四隅をちよつとした工夫すると、つないだときにそこに異なる模様があらはれるからである。
下の写真はMary KoniorのPatchwork。四角いモチーフを四つつないだものだが、中央にもうひとつモチーフであるかのやうな模様があらはれてゐる。
これは、かぎ針編みでもよく見る効果だ。
四角形のモチーフをつないだら、四隅をつないだところに別の模様があらはれる。
さうした作品がある。
六角形でもできないことはないんだらうけど、タティングレースでもかぎ針編みでも、似たやうな効果をもつ作品を見た記憶はない。
最初の写真のモチーフも、つなぐと別の模様がうかびあがつてくる。
それがいいなあと思つたのだが、モチーフ自体をうまく作れなかつた。
リングが大きすぎてうまく糸を引けないといふのがひとつ。
もうひとつは、シャトルをふたつ使ふこと。
シャトルをふたつ使ふと、どうしても作つてゐるあひだに手が止まる。
シャトルひとつであれば手で持つてゐるシャトルの糸を出し入れすれば済むところを、ふたつあると手に持つてゐない方のシャトルの糸も出し入れしなければならないからだ。
このときに、それまでの流れが途切れてしまひがちなのである。
慣れの問題なのかなあ。
シャトルふたつ使ひになれれば、そんなことあたりまへになつて、双方のシャトルの糸を出し入れするのも自然な流れのなかでできるやうになるのだらうか。
持ち歩くには、シャトルひとつと糸玉でできる作品でも、糸玉側をシャトルにすると荷物がちいさくて済む。でもその場合、糸玉代はりのシャトルからも糸を出したりしないといけないんだよなあ、といふのでいつも躊躇してしまふ。
シャトルの代はりに食パンについてくるバッククロージャとやらを使つてもいいんだけどね。
でもなんとなく、糸玉を使ふときには糸玉をそのまま持ち歩いてしまひがちだ。
そんなわけで、といふわけでもないのだが、Jon YusoffのTatted Snowflakes CollectionからThe Twirlyを作つてゐる。
以前も書いたが、この本の中では一番好きなモチーフだ。
写真は一年半ほどまへに作つたもの。
いまは別の糸で作つてゐる。
これをつないでまづはドイリーを目指してゐる。
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