パイロットのエリート95Sを使つてみて
パイロットのエリート95Sの細字を買つた。
黒インキのカートリッジをさしてみて、やはり意識しないと使はないやうになつてゐることに気がつく。
そんなわけで、青や紫のインキで書いたわきに、エリート95Sでツッコミを書き込んだりしてゐる。これまでツッコミはちよつと弱い色で入れてゐたので、これもちよつと違和感がある。そのうち慣れるだらう。
ところで、細字を買つたはずなのだが、妙に線が太い。
中字といつてもいいくらゐな太さである。
試し書きのときに中字と細字と極細とで字を書いてみた。このときは細字が太いとは感じなかつたんだがなあ。中字でも書いてみたから? でも極細でも書いたのに。
個体差だらうか。
パイロットの細字の萬年筆といふと、普段はカスタム823プランジャーと、カスタム74の透明軸とを愛用してゐる。どちらも、「細字」の印象にたがふことのない太さの線で書ける。
パイロットの細字はチト太め、といふわけでもなささうだ。さういふ話も聞かないしな。
エリート95Sであれこれ書いてゐて、あるときはたと思ひ出した。
この書き味、あれに似てゐる。
あれ、とは、パイロットのミュー90だ。
これも、かつてのミュー701の復刻版だ。
ミュー90は、ペン先と軸とが一体になつてゐる。
ペン先の形状が、エリート95Sと似てゐないだらうか。
このミュー90、細字を購入したのだが、なんとなく線が太いのだ。
インキフローがいいともいふ。
さうか。この感じか。
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