To Sleep or Not to Sleep
いまさらだが、睡眠つて大切なんだなあ、としみじみしてゐるところである。
この連休中、よく寝た。
飯田に行く日の朝だけは四時間弱で、出勤した二日は四時間台だつたが、それ以外は最低六時間は寝てゐた。八時間寝た日も二日ほどある。
連休中はどうといふことはなかつたのだが、連休明け、めうに躰がかるい。
物理的に体重がかるくなつたわけではない。
それでも、七日が一番いい感じで、八日もまあまだ大丈夫といつたところだつた。
今日はもう、なんだかちよつとつらい。
単に、気分の上向く時期なのかもしれない、とも思ふが、それだつてもしかしたら睡眠が足りてゐるせゐかもしれないといふ気もする。
いはゆる「寝だめ」といふのはできないのだといふ。
「寝だめ」と思つてゐるのは、実は睡眠不足をおぎなつてゐるに過ぎないのらしい。
すなはち、休日に余分に寝るといふことは、睡眠負債を返済してゐるといふことである。
連休が終はつてからといふもの、一日の睡眠時間は五時間台。それも前半といつたところ。
これだとどうも足りないらしいんだよなあ、やつがれには。
自然に目の覚めるのは、眠りに落ちてから七時間後以降といふことが多い。
ちよつと多めな感じがするのは、普段の睡眠不足のせゐといふこともあるかもしれないが、でもまあ、それくらゐは寝たいといふことだらう。
毎日五時間台の睡眠時間だと、だんだん躰がつらくなつてくるし。
ところで、寝てゐるあひだ、脳の再構成のやうなことがおこなはれてゐる、とはよく聞く話である。
寝てゐるあひだに、昼間見聞きしたもの、体験したことを脳が整理する、とでもいはうか。
暗記ものなどでも、寝てゐるあひだに記憶に定着するつて云ふしね。
なにかを暗記したいと思つたら、寝る直前に覚えるやうにすると、睡眠中にそれをうまいこと記憶してくれる、といふのだ。
これはやつがれにも経験があつて、たとへば学校にかよつてゐたころなどは、定期試験のときは寝ないとダメなのだつた。
これについては以前も書いたやうな気がするが、とにかく、徹夜で勉強といふのができない。
そんなことをしたら、かへつて試験の結果が悪くなる。
ちやんと寝て、試験にのぞんだ方が結果はいい。
中学と高校と、どちらも入学した直後の定期試験のときは、夜中に喘息の発作を起こして、あまり寝られなかつたりして、でもまあこのときは緊張してゐたせゐか、なんとかなつた、やうな気もする。
都合の悪いことは忘れてゐるだけかもしれない。
睡眠中に脳がさうして働くのだとしたら、睡眠時間が少なくても大丈夫な人、あるいはいはゆる「ショート・スリーパー」と呼ばれるやうな人々は、脳の働くスピードが速いのだらう。それとも効率がいいのだらうか。
たくさん寝ないとダメな自分から見ると、それがひどくうらやましい。
多分、自分の脳はポンコツで、寝てゐるあひだもわづかづつしかものごとを処理できないのにちがひない。
そんな気がして仕方がない。
長く寝ないとダメなんて、人生ムダにしてるやうぢやん。
かといつて、睡眠時間を削ると、如実にやる気は失せるし躰は重たいし普段から働かない頭がますます働かなくなる。
日々、寝るか寝ないかといふ葛藤の中生きてゐる。
まあ、しかし、寝た方がいいんだらうな。
それがこの連休を終へての結論である。
いまのところ。
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