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Friday, 03 May 2013

ちよつとだけタティングしてみる

Tatting in Progress

飯田へは作りかけのタティングレースの栞を持つて行つた。
高速バスの中で作らうと思つてゐたのだが、行きは日野バス停付近ですでに渋滞。渋滞に入るとあつといふ間に眠れてしまふほど睡眠不足だつたこともあつて、次に気がついたのは双葉サーヴィスエリア。
そこからは順調だつたんだけど、普段見慣れぬ風景に気を取られてあまりタティングは進まなかつた。

帰りはチトせまい席だつたので、隣の人に申し訳ないといふことで自粛。しかも、途中から大渋滞に遭遇してしまつた。「いま下を向いたりしたら、絶対酔ふ」と思つたのでやめた、といふこともある。

それでも、行きのバスの中では、ちよこつと結んでみたりした。
天気がよくて、あたりの山々も富士山もよく見える中、タティングしつつ景色を見るといふのはなかなかよいものである。

以前はどこででも編んだり結んだりしてゐたんだがなあ。
とにかく家でそんなことをやつてゐる時間がほとんど取れないといふこともあつて、通勤途中の乗り物の中で発車前なんかにひたすら編んだり結んだりしてゐた。
定期券の切替が学期のはじまる時期とかさなつたりすると、大変な長蛇の列に並ばなければならなかつたりするのだが、そのときも編んでたなあ。六年前の北欧旅行のときに買つた毛糸で引き返し編みを使つたぐるぐる巻きの細いマフラーを編みながら順番を待つたこともあつた。

いまでも、家であれこれする時間がないのは変はらない。
最近、とみに睡眠が足りてゐないので、よけいに時間がない。

そのはずなんだがなあ。

最近は、始発の駅から乗ることがなくなつてしまつたので、発車前に編む、といふことができなくなつてしまつた。
同様の理由で座れることがほぼなくなつてしまひ、結んだりもできなくなつてしまつた。

できなくなつた理由はちやんとある。

あるにはあるのだが、でも、ほんたうにやりたいのだつたら、どうにかして時間をやりくりしてやるだらう。
さうも思ふ。

今の猿翁が猿之助だつたころ、TVのコマーシャルで、「ほんたうに惚れた相手なら、どんなに忙しくても会ふ時間をつくるものです」といふやうなことを云つてゐた。
当時の猿之助は、そりやあ忙しかつたはずだ。
猿之助劇団としてのおほきな公演は年三回、でもスーパー歌舞伎などは上演すればするほど赤字になると云ふ話だつた。
その埋め草に、舞台のないときはほかの仕事で稼いでゐたといふ。
それでなくたつて日々練習もするだらうし、弟子や劇団関係者の面倒も見なければならないだらう。
実際、猿之助の周囲の人が旦那の忙しさについて語つてゐたこともあつたやうに思ふ。

いま思へば、そんなに忙しいのに「どんなに忙しくても時間をつくるもの」なんて云ふてるから倒れたんぢやないか、とも思へるのだが。

でもなあ。
やつぱり好きなことだつたらなんとかして時間を捻出するんぢやあるまいか。
さう思はれてならない。

つてことは、もうやつがれはあみものもタティングレースもそんなに好きではないのだらうか。

そんなことを考へながら、今日はぼんやりタティングレースのドイリーなど作つてゐた。

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