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Monday, 20 May 2013

夏ものに手間取る

Linen Scarf

先週、「風工房のシンプル夏ニット、こもの」に掲載されてゐるリネンのストールを編み終へた。

編み終へるのに、一ヶ月以上もかかつてしまつた。
なんてことだ。

見てもわかると思ふが、むづかしい模様といふわけではない。
ちよつと編めば、すぐ覚えられる。
ハマナカのフラックスSが編みやすい糸であることは、編みはじめたころに書いてゐる。羊毛の糸とおなじくらゐ、とは云はないが、それでもかなりすいすいと編める。針は匠を使つた。糸と針との相性がよかつたのかもしれない。

だのに、一ヶ月。
うーん。

すでに何度か書いたやうに、理由がないわけではない。
かんたんなものではあるが、この模様は毎段減らし目とかけ目が出てくる。
裏を見て編むときはメリヤス編みや裏メリヤス編みだけ、といふわけではない。
そのせゐで時間がかかつたのではあるまいか。

裏を編むときに、メリヤス編みだけ、とか、裏メリヤス編みだけ、といふのは、結構重要なことのやうに思ふ。
その段を編むときは、気が抜けるからだ。
気が抜ける、といつて悪ければ、緊張しなくてもいい、と云ひかへてもいい。

かんたんなくり返し模様であつても、模様を編んでゐるときは、それなりに緊張してゐるものらしい。
mindless knitting などと思つてゐたが、まつたくなにも考へずに編んでゐるわけではないのだらう。

その証拠に、平日はほとんど編めてゐなかつた。
これも、一ヶ月もかかつてしまつた理由のひとつである。
なぜか、平日はほとんどこのストールを編むことはなかつた。
ほかにやることがあつたから、とか、最近帰ってきてもすぐ寝てしまふから、とか、いろいろ理由はある。
でも、一番大きい理由は、「気軽に手を出せないから」だつたんではないか。
いまになつてさう思ふ。

表にも裏にも模様編みが入つてゐるから、きりのいいところまで編まないと次に編みはじめるときに、どこから編んでいいのかわからない。
また、裏を見て編むときは模様が見えない。時折表を確認しながら編むことになる。
ちよつとした空き時間に気軽に編む、といふ感じではないのだ。

まあ、そんなところなのだらう。

このストールは、この本を買つて帰つて、即編みはじめた。
手持の糸に、指定糸があつたからだ、といふ話は書いた。二玉足りないけれど、と。
もし指定どほりの数の糸が手元にあつたら、まだ編んでゐたことだらう。
だから、足りなくてよかつたのかもしれない、とは以前書いた。

だが、足りないから、なんとも中途半端な出来になつてしまつた、といふこともまた確かである。
本にはストールとあるが、この長さではストールとは呼べまい。
せいぜいスカーフである。
本には人が使用してゐる写真が掲載されてゐないので、実際のところはどうだかわからないが、おそらく肩を覆ふやうなものになるのだらうと思ふ。
二玉足りないと、そこまでの長さはないなあ。
ショールピンなどで前をとめればなんとかいけないことはないやうな気もするけれど。
スカーフとして、首周りに巻くくらゐだらう。
そして、首周りに巻くには、幅が広すぎる。
そんな感じがする。

編み終へてすぐに、おなじ本から今度はかぎ針編みのスカーフを編みはじめた。
オーガニックコットンポーム無垢綿のレース糸を使つた、七宝編みのやうな編み地のスカーフである。
これがまた時間がかかつて、ねえ。
編み上がるまで、一ヶ月以上かかるのではないか。
そんな気がしてゐる。
この夏はこれだけで終はるかもしれない。

まだ夏も来てゐないのに、そんな気がしてしかたがない。

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