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Tuesday, 14 May 2013

新刊ラッシュ その3

小さくてかわいいタティングレースのアクセサリー 」は、発売日に入手した。

「さすがに発売日にはおいてないよな」と思ひながら行つた地元の本屋の手藝本の棚に平積みになつてゐたからだ。
ありがたい話である。
タティングレースの人気のあらはれだらうか。
大手手藝本出版社の本だからといふこともあるかなとも思ふが。

さて、新刊を紹介するときには、まづなにかひとつその本の中から作つてみてからにしてゐるのだが。
今回は、まだなにも作つてゐない。
「そのうち作りたい」と思ふものはいくつかあるし、表紙の傘なんか、ワイヤがあつたら即作つてゐるだらうと思ふ。
どうやら、気分の落ち込む時期にきてゐるやうだ。
この時期をぬけたら、「そのうち」と思つてゐるものを作るだらう。

題名のとほり、タティングレースのちいさなモチーフをペンダントトップとして使つたり、ピアスにしたり、ピンの先やくるみボタンにつけたりした作品が掲載されてゐる。

モチーフを三枚ほど重ねてアイリッシュクロシェにありさうな立体的な花を作つたり、クリュニータティングのやうなテクニックを使つてゐたり、ちいさいけれども手のこんだものもある。
ビーズはモチーフをつなぐときに入れたり、あとから縫ひつけたりするものが多い。ボタンもあとから縫ひつけてゐる。個人的な好みを云ふと、ボタンを使ふならボタン穴にピコをとほしてつないだものがよかつたなあと思ふが、「だつたら自分でさうすればいいぢやん」つてな話だな。すまん。

とはいへ、「暮らしの中のタティングレース」や「タティングレース(CreAtorクリエイター06)」に比べると、短時間でできる作品が多いといへるだらう。

好きな本を選んだらいい。

うわ、こんなことを書ける日がくるなんてなあ。
好きな本を選べる自由。
好きな本を選べる贅沢。

それも、タティングレースで、だ。

どうしちやつたんだ?
世の中の人は、そんなにみんなタティングレースを楽しんだりしてゐるのか?
ゐるのだらう。
単にやつがれのまはりにさういふ人がゐない、といふだけで。

ところで、「小さくてかわいいタティングレースのアクセサリー」のやうな本を見てタティングレースをするといふ話を聞いて思ふことは、おなじ(やうな)ものをいくつもいくつも、それこそ個人では使ひきれないくらゐ作つてしまふ人が増えるんぢやあるまいか、といふことである。
大きなお世話? はい、まさのそのとほり。

たのしいからね、作るのは。
あとさきも考へず、つぎからつぎへと作つてしまつて、あるときはたと気がつく。
この、自分ではどうしやうもないくらゐ増殖してしまつたものをどうしやう。

かつて、あみぐるみやビーズ細工がやはりおなじやうな道をたどつてゐる。
みんな、作るのがあまりにもたのしくて、しかもできあがつたものがあまりにもかはいくて、ついつい作り過ぎてしまつた。
そのあと、作つたものはどうしてゐたんだらう。
オリジナリティに欠けるものを、フリーマーケットに出したりなんだりで人に売つたりしてゐたのだらうか。
それとも、えいやとばかりに捨ててしまつたか。
あるいは部屋の片隅でほこりをかぶつたりしてゐるのかもしれない。

あみぐるみもビーズ細工も、以前ほど夢中になる人をみかけない。
どちらも次のブームを待つてゐるのだらう。

ちなみにやつがれの場合、くつ下はひきだしの奥底に眠つてゐる。もうこれ以上編んでも仕方がないんだがなあ、とわかつてはゐても、編むのはたのしいのでやめられないのだ。

そんなわけで、以前ほどのハイペースではないものの、いまでもほそぼそとくつ下を編んでゐたりする。
いまも編みかけがあつたりするし。

この本でタティングレースを楽しむ人も、そんな感じでほそくながく、つづけられるといいなあと思ふ。

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