タッチングレースに出会つたころ
タティングレースをはじめたきつかけは、たまたま手芸屋で本を見かけたからだつた。
といふ話は、以前どこかで書いたと思ふ。
当時、人形用の服を縫つたり(このやつがれが、だ)編んだりしてゐて、裾の飾りとかに使へないか。
そんな風に思つた。
当時手芸屋の本棚にならんでゐたのは、藤重すみの「かわいいタッチングレース」。さう、まだ「タッチングレース」といふ表記だつた。
クロバーのシャトルは、新しいものにおきかはつてゐた。
はじめるにあたつて苦労したことも何度も書いてゐる。
結び目をうつす、といふのがわからなくてね。
確か、「EUREKA!」にいたるまで、一週間はかかつたと記憶してゐる。まあ、その間中悩んでゐたわけではないが。
それを克服したのち、シャトル二つ遣ひの作品の作り方がわからなかつた話もした。
「かわいいタッチングレース」に載つてゐたのは、スプリットリングの作り方だけだつたからだ。
あのときのわからなさ加減を思ひ出すにつけ、今タティングレースをつづけてゐることが奇跡のやうに思はれてならない。
よく挫折しなかつたなー。
まはりにタティングレースを知つてる人もゐなかつたしね。
現在、ちよつと挫折しかけてるんだが。
なんか、そんなことを突然思ひ出したよ。
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