iPhoneでKindleを使つてみる
iPhone用のKindleで、都合二冊の本を読んだ。
一冊は、_Quiet: The power of introverts in a world that can't stop talking_、もう一冊は、_The Icarus Deception: How High Will You Fly?_である。
前者については、以前書いた。
後者については、いづれ書くと思ふ。
ここでは、とりあへず、二冊読んでみて、iPhone用のKindleがどうだつたか、といふ話をしたい。
まあ、すでにこんな話は出尽くしてゐるんだらうけどね。
事前に、iPhone5になつて、画面がすこし大きくなつて、電子書籍もだいぶ読みやすくなつた、といふ話を聞いてゐた。
だから、iPad Miniは必要ないだらう、といふ話だつた。
iPad Miniが必要ないかどうかはともかく、なるほど、iPhone5の画面は、電子書籍を読むのに困らない広さだとは思ふ。広いにこしたことはないが、iPhone5くらゐだと、画面に表示されてゐる内容がほぼすべて一瞥できるのがいい。
あー、でも、日本語だとまたちがふのかもしれないなあ。
実は、まだ日本語の本はKindleで読んだことがない。
先日、一冊落としてきたので、そのうち読むことにしやう。
付箋はページの角を折るといふ形で貼れるし、気になる箇所に線を引くこともできる。わからない単語は選択すれば勝手に辞書を引いてきてくれるし、メモだつてつけることができる。
なにより、iPhoneだけ持つてゐれば、読むものに困ることがない。
と、いいことづくめな感じなのだが、しかし、まあ、もちろん困つたこともないわけぢやない。
たとへば、読んでゐてあとどれくらゐ残つてゐるのかわかりづらい、といふのが、案外困る。
物語ならそれでもいいのかもしれないが、上記二册とも、いはゆる「ハウツー本」といふか、「人生如何に生くべきか」といふやうな本である。なんとなく、残りどれくらゐ読めばいいのかといふのが気にかかる。
あと、まだこの二冊しか電子書籍を購入してゐないので、残り具合によつてはほかに本を持ち歩かないと読むものがなくなつてしまふ、といふこともある。
読む電子書籍がなくなつたら、ほかのを買へばいいんぢやない、といふ話もあるが、いまのところiPhone版Kindleから本を買ふことはできない。Safariなりなんなりを立ち上げて、Amazonのサイトから買ふ必要がある。
まあ、Kindleから本を買へるやうになつたらそれはそれで危険なので、それでもいいかな、といふ気はする。
それに、さうか、あとどれくらゐ残つてゐるかわからない、といふのは、物語を読むうへでは長所かもしれないな。今度はさういふものを読んでみるか。
といつて、手持に紙の本もたくさんあるので、いつになるかわからないが。
それにしても、メモを残したり線を引いたりできて、しかも、それを検索できるといふのは、案外楽しい。
本に線を引いてみやうと思つたのは、これのおかげかもしれないなあ。
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