編み終はらない
この週末に編むだけでも終はらせるつもりだつたのだが。
あと二段くらゐなんだがなあ、Vortex Shawl。
でもきつと、伏せ止めに普通に編むのの三倍くらゐ時間がかかるから、仕上がるのはもつと先だな。
寒いうちに仕上げたかつたのだが……しばらくは寒いかなあ。
夕べなんかも、湯舟につかつてあたたまつた心地のしなかつたのはこの冬はじめてつて感じだつたし。
しかし、外を歩けば梅はほころんでるしねえ。
今日は梅祭りか。菅原道真の命日、といふことになつてゐるが、旧暦だから実際はもつと後だらう。
その昔、二月二十五日に北野天満宮へ行つたことがあつた。
前の日に南座で芝居見物して、翌日はあちこち歩きまはるといふ日程。ここ何年も、芝居抜きで京都へ行くことがない。
言ひつくされてはゐるけれど、冬の京都は寒いよね。足元から冷えの這ひのぼる感じ。お腹にくる寒さだ。
足元からくるつてのは、地面も冷え切つてゐるのだらう。
その京都、夏は暑い。
といふことは、地面はかなり短い期間に冷えたりあたたまつたりするのだらう。
なんだかまるで我が家のやうだなあ。
現在の我が家は、床も壁も冷えびえと冷たい。
これが夏になると、もわりと暑くなる。
いつのまに、とも思ふが、人間には如何ともしがたい気がしてゐる。
いつまでショールを使ふことができるのか。
これもまた読めないが、とりあへずこの週末にでも仕上げればまだ間に合ふだらうか。
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