カンダミサコのdumi
九月末に注文したかばんが届いた。
こんな感じでつつまれてやつてきた。
封蝋めいたシーリングがいい。
去年の九月、大阪松竹座に勘九郎襲名公演を見に行くことにしたところ、神戸大丸でカンダミサコの作品を見られるといふ話を聞いた。そこで、日程を合はせて芝居を見に行くことにした。
大丸では自分の行つたときはdumiはなく、dumi_miniといふ、すこし小さめのかばんが展示されていた。
この小さいかばんがとても気に入つたのだが、このときはこれといつた色がなく、あとで注文することにした。
帰宅して、webサイトを見てみると、すこし大きめのdumiがあるといふ。
悩んだ。
dumi_miniの方がリュックサックなどと合はせるときはいいだらうか。
でも、単体で使ふことを考へたら、dumiの方がいいかも。
かばんに入れる予定のものをならべては長さをはかつたりして、dumiに決めた。
色はスカイ。これは、夏に実物を見たときに「今度はこの色にしやう」と決めてゐた色だ。
写真だと灰色つぽいし、実際に見るともつと鈍い感じの色に見えることもあるが、光の加減によつては夢見るやうな色に見える色である。
イタリア語でPrince CharmingのことをPrincipe Azzurroといふと書いてゐたのは川原泉かと思ふが(そして、といふことは、サッカーのイタリア代表はみなPrincipi Azzurriなのか、といふ気もするが)、ちよつとそんなやうな色である。
早速このかばんを持つて、東京国立博物館に「書聖 王羲之」展を見に行つてきた。
いい。
展覧会のときは、前後に人が密着するので、なるべく手ぶらに近い状態が望ましい。
dumiは、うすいし、躯に沿ふので、周囲の邪魔になりづらいんだなあ、これが。
映画のときや芝居のときもいいかもしれないなあ。
このときの中身はこんな感じ。
これがすつきりおさまつて、なほ余裕がある。
いい。
かばんの裏側はこんな感じ。
ファスナーが裏にあるので、電車の中でも安心だし、大きく開くので中身も見やすい。
内側は紫にしてもらつた。
内側にしては色が暗いかなあと思つたが、なにしろ中身がすつきりおさまつてゐるので、ものも取り出しやすい。
いいなあ。
ブロガーズトートとの使ひわけに悩むところだが。
贅沢な悩みではある。
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