暴走妄想
先日、指無し手袋を編んだ話を書いた。
ひとつ編むと、次から次へとおなじものを編みたくなる、悲しい性の持ち主。
それがやつがれである。
しかも、指無し手袋を編むのにちやうどいいくらゐのかさのある余り毛糸が手元にあつたりするではないか。
かく打つてゐる今も自宅用の指無し手袋をしてゐるし、職場では職場用の指無し手袋をはめてゐる。
夏は夏で、ちよつと空調の強いときなんかに使へるのがあるといいなあ、などとも思ふ。
さういへば、タティングレースで手袋といふのもありだよな。
そんな、無謀な考へが脳裡をよぎつた。
レースの手袋といふと、タティングに限らず、エレガントかつ繊細、ときにどこかエロティックな感じのするものである。
etsyなどには、さういふ、「ちよつとしていくところがないよなあ」といふやうなタティングレースの手袋がいくつもあつたりする。
さういふんぢやなくて、もつと普段使ひのやうな、実際に使つてみても、恥づかしい感じのしないやうな、そんなレースの手袋を作れたら、いいなあ。
無謀な考へはとどまるところを知らない。
無謀なので暴走するし、現実のものになることはまづないのだが、ちよつと気分転換にはいいんぢやあるまいか。
手にぴつたりしたものを作るには、やはりクラスプのやうなもので留めるやうなのかなあ、とか。
或はリボンか紐で縛るのかなあ、とか。
でもそんなことしたら、世にあるレースの手袋とあんまりかはらないのぢやあるまいか、とか。
やはり実現化への道は遥かに遠い。
ちなみに現在は以前ちよこつと書いた極細毛糸でちまちまちまちま結んでゐる。
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