2012年12月の読書メーター
2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1253ページ
ナイス数:4ナイス
完全チェス読本〈1〉はまってしまった人々―ローマ法王からハンフリー・ボガートまでの感想
有名な人物がたくさん出てくる。作家、音楽家、国王、思想家はほぼわかるが、スポーツ選手になるとお手上げ。ヨーロッパのサッカーの選手とか、知らないからなあ。「ヨハネス・パウルス二世」とか人名に時折「これが一般的なんだつけ」と思ふやうなものがあるのと、「骨片磁器つて……ボーンチャイナのこと?」と思ふやうな箇所がたまーにあるが、全般的に読みやすい。棋譜の見方も覚えられるし、problemsも載つてるし、お得感がある。
読了日:12月14日 著者:マイク フォックス,リチャード ジェイムズ
論語 (中公文庫)の感想
とにかく中学生のころから儒家の思想はかたきであり「こんなものさへなかりせば我が人生はのどけからまし」と思つて生きてきたが、そんなことばかりも云ふてはゐられないので、過去には一度読んだことがある。その時は岩波文庫だつたので、今回すこし調べてこの本を読んでみた。 圭角に富んだ性格のため、「今後すこしでも楽に生きていくために参考になることはないかなあ」と思ひながら読んだ。参考になることはあるけど、参考にできるかどうかは謎。 解説はかなり細かい。好き嫌いはあらう。
読了日:12月18日 著者:孔子,貝塚 茂樹
勉学術の感想
ここ一年で読んだ本で外国語習得について書かれたものの内容はすべて同じ。とりあへず読めるやうになれ、でも日本語もろくにできないやうぢや上達は望めないけどな、といふこと。今から遠回りに思へるやうでも日本語の勉強からはじめるか否か、といふのは大きな問題だなあ、もういい年だから。そして、さういふことを書いてゐる人々にかぎつて論語とか漢籍に対する評価が低いといふ共通点がある。 とりあへず、地図は手元におきたいと思つた。山川の歴史地図とか、いいなあ。
読了日:12月19日 著者:白取 春彦
新訂 孫子 (岩波文庫)の感想
戦争反対の人こそ読むべき書。「想像してごらん」とか云ふてるうちは、戦争のない世界なんてやつてこない。最後の「亡国は復た存すべからず死者は復た生くべからず……」のくだりは、国家元首は須く拳拳服膺すべし。
読了日:12月25日 著者:
こども論語塾―親子で楽しむの感想
子どものころから道徳だの説教だのは大の嫌ひ。当時読んでゐたら「けっ」と反感を抱いたことだらう。実際「けっ」とか思ひながら読んだ部分もあるし。最近中公文庫の「論語」を読んだので、理解を深めやうと手にした一冊。ちかごろ世の中で「コンプライアンス」とかいふ日本語にならぬことばの流行るのは、この本に書かれてゐるやうな心の持ちやうが忘れられてゐるせゐなんではないかと思ふ。 三省堂、有隣堂の名前の由来の文が掲載されてゐる。
読了日:12月30日 著者:安岡 定子
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