ブロガーズトートを選んだわけ
ブロガーズトートを購入した。
ひらくPCバッグとどちらにしやうか、悩んだ。
決め手はいろいろある。
たとへば、普段やつがれはほとんどPCを持ち歩かない。
PC、と書いたが、有り体に云ふと、MacBook Air、だな。
MacBook Airなのに持ち歩かないのか。
うむ。持ち歩かない。
職場には私用のマシンを持ち込んではならないことになつてゐるからだ。
色も重要だ。
黒や紺のかばんはすでに持つてゐて、特に紺はWILDSWANSのBel AirのSサイズを愛用してゐる。
白に近い色のかばんといふのは、さういへば持つてゐない。
旅行かばんはモスグリーンだし、ネコリュックとコンフェティは「郭嘉ヴァイオレット」と呼びならはしてゐる光の加減によつては茶色にも見える深い紫だ。
気分で持ちかへてゐるショルダーバッグは、ラピスラズリのやうな青か青系のしましまか「郭嘉ヴァイオレット」と相性のいいちよつと小豆色のやうな紫のかばんである。
さういへば、Eater-sagariが白か。でもそれくらゐ。
カンダミサコに注文したかばんがスカイといふ色で、手元に来れば手持のかばんの中では一番うすい色になる予定だつた。
ブロガーズトートの色は、パールグレーのやうな感じで、以前からちよつと気になつてゐる色だつた。こぶりのかばんにはいい色だと思つてゐた。大きいかばんだと、膨張色だし、どうかなぁとは思つたが、それもありかな、といふ気がした。
そして、一番の決め手は、通勤電車での使ひ勝手だ。
ひらくPCバッグは、通勤電車にはチト大き過ぎる、といふ話を聞いた。
手に提げても、となりに立つ人のふくらはぎにあたつたりするといふ。
また、たまたま座席に座れたときのことも気になる。
ひらくPCバッグでは横幅が広過ぎるのではあるまいか。
電車の座席に腰かけたときに、膝からかばんがはみでてしまふのではないだらうか。
それなら、ブロガーズトートもおなじことだらう、といふ向きもあるかもしれない。
横幅といふことなら、ブロガーズトートの方が大きいくらいだし、まちもかなり大きい。
こみあつた電車の中で邪魔になるのは、ブロガーズトートもひらくPCバッグとかはらないだらう。
さうも思つた。
しかし、ブロガーズトートはひらくPCバッグとちがつて、やはらかいのだ。
中身にもよるが、万が一席に座ることができたとしたら、両脇からぎゆつと抱きしめれば、それなりに小さくなるのではあるまいか。
そのやはらかさにかけてみた。
あとは、さうだなあ、軽さもある。
ひらくPCバッグは840gとあるが、ブロガーズトートは590g。
たいしてかはらないぢやん、といふ気もするが、250gの差といふのは結構あると思ふ。
そんなわけで、ブロガーズトートを注文して、やつてきたのが日曜日。
開封しての第一印象は、「デカい! でも軽い!」だつた。
そして、いつもの荷物を入れてみると、「重たい」と思つたが、肩にかけてみるとそれほどでもない。
これでとりあへず芝居見物に行くことにした。
はたしてその結果や如何に。
それは次回の講釈で。
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