ボタンをつけてみた
「編みやすくて心地いいニットのふだん着」の一番最初に掲載されてゐるヴェストを編んだ話は先月何度か書いた。
ボタンをつけずにはふつてあつて、でもときどき寒いのでそのまま羽織つたりしてゐたが、昨日、「このままではいかん」と思ひ、とりあへず手持のボタンをつけてみた。
ちよつと小さいかと思つてゐたボタンだが、つけてみるとちやうどいい感じだ。多分、厚みがあるんだらう。
これで着ていけるぞ、と思ふわけだが、うーん、どんなもんだらう。
ここのところ突然冷えてきて、「編んでおいてよかつた」と思ふことしきりではある。
しかも、思つたよりずつと早く編み上がつた。
書名の「編みやすくて」は伊達ではないわけだ。
しかも、羽織るとあたたかい。
極太のハマナカのアランツィードを使つてゐることもあつて、いい感じに背中があたたまる。
また、ヴェストといふことで、袖まはりがすつきりしてゐる。
なにをあたりまへのことを、といふかもしれないが、これがヴェストのいいところだと思ふのだ。
肩から背中をあたためつつ、腕まはりの動きは自由。
では問題はなにか、といふと、このヴェストを着た時に、電車のつり革につかまりづらいんぢやないかなあ、といふ気がすることだ。
本の写真を見てもらへればわかるのだが、このヴェスト、ちよつとドルマンスリーヴの袖無しといつた感じの形をしてゐる。
肩がそのまま肘ちかくまで伸びてゐて、でも袖をつけることを考へたときの袖付け位置も肘のあたりである。
うーん、これ、腕を上げたら、そのまま裾もあがつちやふんぢやないかなあ。
まあ、電車に乗るときはボタンをはづすとか、なんとか対応策はありさうだが。
とりあへず、着て外に出てみるか。
ところで、くつ下も編めてしまつた。
何を編めば、と思つてゐたが、九月に神戸のユニオンウールで購入したROWAN Wool Cotton 4Ply でちよつと幅の広いマフラーを編むことにした。
それはまた別の話。
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