依存症に強迫症
MacBook Airを買つた。
iPhone5を買つたところ、現在使用してゐるMacBookとは同期できなかつたからである。
OSをアップグレードすればいいのだが、MacBookにはたまにきかないキーがある。
以前のMacBookだつたらキーボード部分だけ取り替へればよかつたが、今はどうやらさうもいかないらしい。
そんなわけで、「ぢやあそろそろいい時期でもあるし、買はう」といふことになつたのだつた。
MacBook Airは土曜日に来て、夕べ設定が終了した。
メインマシンとして使へる状態になつたのだが、これはなんとなくMy Good Old MacBookで打つてゐる。
明日からはMacBook Airかなあ。
MacBook Airを持つてみて「あー、これは持ち歩きたくなるよなあ」と思つた。
なんといつても薄い。
持ち歩くつもりはあまりなかつたので、13inchを買つたのだが、それでかうなんだから、11inchを買つてゐたらなにがなんでも持ち歩いてゐたかもしれないな。
問題は、職場に個人のPCを持ち込んではいけない、といふことか。
ところで、今もせつせと「Brave New Knits」に掲載されてゐるLubov Scarfを編んでゐる。
中央のダイヤモンド柄部分は終はつて、現在最後のレース模様の真ん中くらゐまできたところだ。
あとちよつとで編み終はる。
ながーいマフラーなので、整形に困つてゐるのだが……どうしやう。整形しないでそのまま使つちやはうかな。それでもいいやうな気もしないではない。
幅も広いマフラーなので、ちよつとしたストールのやうにも使へさうだ。
え、整形もしないのに、幅が広いつてどういふことよつて?
そこは、まあ、のばして使へばいいのではないか、と。
ダメかな。
さて。
あとちよつとで編み終はる。
これが憂鬱でならない。
次に編むものが決まつてゐないからだ。
これつて、依存症だよな。
なにか編んでゐないと落ち着かないのだ。
趣味といふよりは、依存に近い。
さう考へると、常にタティングレースのしかかり中を持ち歩いてゐないと不安だつたりするのも、立派な依存症なのではないかといふ気がしてくる。
「気がしてくる」ぢやなくて、さうだよな。
たまにはあみものフリー、タティングレースフリーな生活を送つてみやうか。
そんなこと考へついても、脳内で即却下される。
なにか編んでゐなければ。
もしかすると、これは強迫に似たやうなものなのかもしれない。
……と、深刻に考へてゐるわけではなくて、「それでもいいぢやん」と思つてゐる。
他人に迷惑かけるわけぢやないし。
死ぬわけでもない。
やつがれがあみもの依存症だからつて、戦争が起こるわけでもないし、大恐慌が発生するわけでもない。
Kein Problem.
世はなべてこともなし。
そんな感じ。
Lubov Scarfを編み始める前にも、「今は縄編みな気分」とかいふやうなことを書いてゐる。
縄編みな気分で、しかし、編むものはきまつてゐない。
くつ下かなあ、と思つてゐたけれど、Knotty Glovesもいいかなあと思つてゐる。
これ、ずつと編みたいリストに入つたまんまなんだよね。
毛糸は似たやうなものが手元にあるので、それを使ふことまで決まつてゐて、着手できてゐない。
これはリストにチェックを入れるチャンスなのではあるまいか。
ま、その前にLubov Scarfを編み終へないとな。
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