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Thursday, 22 November 2012

ジャムではなくママレードでもなくブランデーで

毎日紅茶を飲むやうになつて、一ヶ月弱。
きつかけは、「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」だつた。

ミュージカル銀英伝の話は聞いてゐて、「でもあのはづかしいセリフをなんとかするには、能とか歌舞伎とか、あるいは宝塚といつた一定の様式を持つたものでないとむづかしいんぢやないかなあ」と常々思つてゐた。
以前も書いたが、あの「銀河声優伝説」と呼ばれたアニメ版でさへ、「いや、そのセリフ、そんな風に云つたらはづかしいだけだから!」と悶絶すること一度ならず、といふ状態なのに。
ましてや現代劇。

とはいへ、宝塚でやるからといつて、心配がないわけではなかつた。
帝国側はいい。
ラインハルトとキルヒアイスは、オスカルとアンドレのヴァリエーションだ。
むしろ、ラインハルトが男である分、男役トップが演じるのに自然(なにをもつて「自然」とするかにもよるが)な感じがするはずだ。

だが同盟はどうだらう。
宝塚なヤン・ウェンリー。
ちよつと想像力が拒否反応を起こすぢやあないか。
宝塚なシェーンコップ、といふのは、ありかもしれないが、男役トップと二番手のヤンとアッテンボローとか、ちよつと想像の外な気がする。

そんな思ひを抱きつつ、先月東京宝塚劇場に足を運んだわけだが。
不安は杞憂に終はつた。
ヤン、悪くないぢやん。
ちやんとヤンぢやん。
宝塚つて、かういふ役も許容するんだ。
何分にも宝塚には不慣れなので、不勉強なところもあり、甚だ失礼極まりないことを書いてゐるかもしれない。
でも、見てさう思つたんだなあ。

ヤンなので、当然劇中紅茶を飲む場面があつて、帰りにその足で紅茶を買つて帰つた。
以来、日々紅茶を飲んでゐる。

紅茶を入れるには、気力が必要だ。
ポットもカップもあたためる。
これは、まあ、コーヒーにしても緑茶にしてもさうだからいい。
問題は、「汲みたての水を沸騰させる」といふことと、「茶葉の後始末」だ。

コーヒーはいい。
我が家はコーヒーといつて、ペーパードリップだし、さもなければインスタントだ。
お湯の温度も、沸騰直後よりはちよつと冷ました方がいいといふ話を聞いた。

緑茶は、茶葉の後始末といふ問題はあるものの、これまた沸騰直後のお茶を使ふことは、あまりない。まあ焙じ茶とか番茶とかはこの限りではないのだが、でも、まあ、気分的には気楽に入れられる。

しかして紅茶である。
汲みたての水を、沸騰させ、しかも沸騰させすぎてはならない。
お湯のぐらぐら云つてゐる状態で、ポットにそそがねばならない。

mustが多過ぎて、気力の落ち込んでるときには、ちよつと飲む気がしないんだよなあ。

しかし、さうして入れたお茶は確かにおいしいし、やみつきになる。
といふわけで、なんとなく今までつづいてきた。

好きなのはブレンドティー。フレイヴァーティーはちよつと苦手。
なにも入れずそのまま飲むのが好きだが、ちよつと多めに入れて渋くなつたところに牛乳を足すのもいい。
そんなわけで、タカナシの低温殺菌牛乳を買つてしまつたりしてゐる。

問題は、帰宅後、濃い紅茶を飲んでしまふところだが。
でもまあ、日本の水ではジョージ・オーウェルの好むやうな「地獄のやうに濃い紅茶」を入れたらとてもではないが渋くて飲めないので、いいかな、と思つてゐる。

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