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Wednesday, 28 November 2012

気に障る音

最近職場でこまつてゐることがある。
隣の席の人が、蛍光ペンを使つてゐることだ。

それになんのこまることがある、といふ向きもあらう。
そのとほりである。
蛍光ペンは好きではないが、他人が使つてゐる分には全然かまはない。
使つてゐるときの音さへしなければ。

どうも、マジックやフェルトペンのたてる「きゅっ」といふ音が苦手である。
いつから? よくはわからない。
小学生のときなど、みんなで模造紙にあれこれ書いてゐたやうな気がするので、そのころは大丈夫だつたのだらう。あるいはマジックは使つてゐなかつたのか。

そんなこといつて、マジックやフェルトペンを使へば、当然「きゅっ」といふ音をたてるだらう、それは誰が書いてもおなじことだらう。
さういふ向きもあるだらう。
それが、自分で書くとしないんだな。
以前も書いたが、やつがれは筆圧がかなり低い
九月に職場で引越しがあるといふので、段ボール箱に貼るラベルにマジックで運ぶ先などをかなりの数書いたものだが、ただの一度も「きゅっ」といふ音をたてることはなかつた。
なるほど、これがダメな理由のひとつなのかもしれない。
すなはち、耳慣れない音が苦手、といふことなのではあるまいか。

どれくらゐイヤかといふと、くもりガラスを爪でひつかいた時とおなじくらゐイヤだ。
そんな大げさな、といふかもしれないが、くもりガラスをひつかいた音のイヤさについては、そのイヤであるといふ気持ちを周囲と共有できる。
マジックの音はさうではない。
どうやら世の中であの音を嫌つてゐるのはやつがれだけのやうな気がする。

シャープペンシルもときどき「きぃきぃ」いふ音をたてることがある。
これが苦手だ。
0.7mmとか0.9mmとか、すこし太めの芯を使ふやうになつたのはそのせゐかもしれない。

生きにくい世の中だよなあ。

そんなわけで萬年筆を使ふのかもしれないなあ、と思はなくもない。

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