この秋冬はじめての帽子編み
先日、ヴェストを編んだ。
さういへばボタンまだ買つてないや。
それはともかく、毛糸だまが3玉あまつてしまつた。
そこで編みはじめたのが帽子、Guinanである。
使用糸はハマナカのアランツィード。
使用針は6号。
編み方とほりに編んだつもり。
Guinanはすでに一度編んだことがあつた。
あのときはRowanのMagpieを使つたのだが、チト太すぎた。
多分、今回使つたハマナカのアランツイードくらゐがちやうどいい太さなんぢやないかと思ふ。
思ふが、やはりなんとなく大きくなつてしまつたかなあ。
……もともと大きい帽子か。
Slouchyだもんな。
帽子も毎年編むやうになつて久しい。
以前は、「帽子、似合はないしな」といふので滅多に編まなかつた。
とある客先に常時勤務することになつたとき、毎朝始発のバスに乗ることになつたのが、帽子を編むやうになつたきつかけ、といふのはあちこちで書いた。
帽子でもかぶらないと寒くてやつてられなかつた。
必要性に迫られて編んでみると、これが案外楽しい。
くつ下編みで輪つかにぐるぐる編む楽しみを覚えた身には、やめられない楽しさがある。
毛糸もそんなに使はないしねえ。
あつちふ間にできるから、達成感もあるし。
Elizabeth Zimmermannだつたらうか、輪に編むセーターの場合は試し編みに帽子を編むといい、とか云ふてゐたやうな気がする。EZぢやなかつたかな。でもまあ、確かに輪に編むときと平たく編むときでは手加減がちがつてくるので、試し編みに帽子は正しからう。セーターとお揃ひの帽子もできるしな。
さうさう、今回はヴェストに合はせて帽子といふことにしたんだつた。
3玉あまつてゐたので、「マフラーかなあ」と思つたんだが、このヴェストに合はせるなら帽子だらうと思つたんだよね。
で、気分としてはかのこ編みのベレー帽だつたんだけど、それだとヴェストとお揃ひにならない。お揃ひにならなくてもいいけど、ベレー帽では毛糸をそんなに消費しない。
で、はつと思ひついたのが、Guinanだつたといふわけだ。
Guinanは裏メリヤス編みとメリヤス編みを交互に編む帽子なので、ヴェストの上部分とちよつと似てゐる。
この写真からはさして似て見えないのだが、一応どちらも着用すると似て見える。はず。
問題はやつぱり1玉弱あまつてしまつたこと。
うーん、どうしたものやら。
帽子を編み終はつたあと、即くつ下を編みはじめたのだが。
それはまた別のお話(森本レオの聲で読むこと)。
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