未完成
先日、ヴェストを編んだと書いたが、まだ完成してゐない。
あひかはらずボタンがないからだ。
買ひに行かねばならぬのう。
ヴェストと同じ編みやすくて心地いいニットのふだん着」に掲載されてゐる三角ショールを日曜日に編み終へた。
ちつちやいパイナップル編みの模様がかなりお気に入りだ。
毛糸はたまたま手元に三玉あつたニッケビクトリーヤーン中細の842。
本だとハマナカの純毛中細を110g使ふことになつてゐる。ハマナカ純毛中細は一玉40gなので三玉ですこしあまるくらゐだらう。ニッケの方は一玉50gなので二玉強といふことになる。
二玉でいけるかなーと思つたが、三玉目にちよつと手をつけることになつてしまつた。
針は本の指定とほりに6/0号。
編み方とほりに編めたといふことだらうが、ちよつと悔しい。
これも、まだ整形前なので糸端とかそのままになつてゐる。
ショールを先に編みはじめたのだが、途中で疲れてしまひ、ヴェストに浮気してゐた。
かういふとき、休憩してしまつたショールは編み上がらない可能性が高くなる。
今回も危ふかつた。
編み終へたのは奇跡のやうな気もする。
なんで編めたのか、いろいろ考へたが、自分ではよくわからない。
ここの謎が解明できれば、編み掛けのままはふつておくものが少なくなると思ふんだがなあ。
ひとつには、以前書いたやうに、編み地がやはらかくて気持ちいいつてのがあるのかもしれない。
上記リンク先にも書いてあるが、通常2/0号とか3/0号くらゐで編む中細毛糸を6/0号といふかなり太めの針で編んでゐるので、編み地がふんはりやはらかいのだ。
毛100%の糸で編んでゐるといふこともあるかもしれないけれど、肩にかけると心なしか2/0号とか3/0号とかで編んだときよりもあたたかいやうな気がする。実際、6/0号で編んだ方が編み地も多少は厚くなるだらうから、この間隔は正しいのだらう。
太めの針で編んでゐるので、編みはじめたころは、もつとでれんとした感じの編み地になるのではないかと思つてゐた。
レースものにありがちな、整形しないとどうにもならないやうな感じに編み上がるんぢやないかなつてね。
でも実際編み上がつてみると、そんなにでろんともしてないし、整形しないと模様が見えないといふこともなかつた。
かぎ針編みだから? それとも模様のせゐかな。あるいは毛糸。
整形しなきやねー、と思ひつつ、それもこの週末かな。
夕べちよつと冷えるなと思つたので、整形前にもかかはらずちよつと羽織つてみたが、あたたかくてよい。
これは編んで正解だつたかも。
「編みやすくて心地いいニットのふだん着」にはほかにも編みたい作品があるのだが。
どうも毛糸を十玉以上使ふやうなのもばかりなんだよね。
そして、手元にはそんなに大量に同じ毛糸があつたりはしない。もともとくつ下を編むことが多かつたので、せいぜい100gくらゐしか同じ毛糸は買はなかつたんだな。
くつ下毛糸を組み合はせてなにかできないだらうか。
今はそんなことを考へながら、くつ下を編んでゐる。
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