2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2675ページ
ナイス数:5ナイス
絶滅寸前季語辞典の感想
ユーモラス。全然ポエマーなところがないのがいい。図書館で借りたけど、手元にほしいな。
読了日:9月7日 著者:夏井いつき
ヴィクトリア朝時代のインターネットの感想
ほんと、人間つてのは昔から変はらないんだねぇ。「テレグラフ」を「電子メール」とかに入れ替へてもまんま通じさう。フランス革命くらゐのころまではインテリつてーと坊さんだつたんだな。「静粛に! 天才只今勉強中」を思ひ出したよ。
読了日:9月11日 著者:トム・スタンデージ
泣き虫弱虫諸葛孔明〈第1部〉 (文春文庫)今のルールでは囲碁で引き分けるのは無理なんだなぁ。残念。それすらも覆すのが特上の軍師か。なんちて。
読了日:9月12日 著者:酒見 賢一
資本主義が嫌いな人のための経済学の感想
昔呉服屋のお嬢さまが貧しい人々を見てあはれに思ひ、彼らに上等の反物を与へやうとしたところ、番頭曰く「おやめくださいお嬢さま。そんなことをしたら反物が可哀想ですし、なによりあのものたちが道を誤ります」、と。ボディーショップのシアバターに関する話を読んで、そんなことを思ひ出した。著者は「世の中は複雑だ」といふ。でも、案外単純に考へればいいのかも、と、思つた。かんたんに、ではなく、単純に。
読了日:9月23日 著者:ジョセフ・ヒース
三国志で攻略!センター漢文12 (大学JUKEN新書)の感想
正史かと思ふたら、うつかり演義であつた。格調の欠けるきらいはあるが、まぁやむを得ぬことかも? 水滸伝とか西遊記でも是非出版してもらひたいものである。
読了日:9月24日 著者:高橋忠彦
ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?の感想
成功した話が続くので安心して読める。実際はさぞかし大変なことの連続だつたらうなぁと想像するのだが、それを感じさせないのがこの本のいいところでもあり欠点でもある。周りの人には相当嫌がられてるだらうなぁとも思ふ。「ゐてもゐなくてもいい存在」になりたいやうな人もゐるんだけどね、世の中には。それぢやダメなのかな。
読了日:9月26日 著者:高野 誠鮮
泣き虫弱虫諸葛孔明〈第2部〉 (文春文庫)
第参部の出版にあはせて読み返してみた。「残酷な天使のテーゼ」に関するコメントが多いけど、それだけぢやないよねつてーか、それだけぢや済まないくらゐ、引用ありまくりだと思ふ。きつと自分のわからないネタもあるんだらうなあ。そのうち「謎解き「泣き虫弱虫諸葛孔明」」といふ本が出版されるかもなあ。
読了日:9月30日 著者:酒見 賢一
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