大橋堂の萬年筆 その後
職場が変はつた。
先週引越しをして、昨日から新たな職場で働いてゐる。
ちよつとだけ近くなり、駅からも近くなつた。
つまり、歩かなくなるといふことである。
むー。どうしたら。
とりあへず、慣れてきたら階段を使ふやうにするかなあ。10階分くらゐのぼりおりするけど。
そんなわけで、一時自宅に退避した文房具などもあつて、徐々に持つていく予定。
文房具といへば、先日購入した大橋堂の萬年筆には、結局セーラーのスカイハイを入れた。
いい色である。
前回も書いたが、普段使つてゐるのがプラチナのブルーブラックとパイロットの色彩雫の月夜なので、明るい色のインキが増えていい感じだ。
大橋堂では軸の太めのペンを選んだ。
最初に試し書きさせてもらつたペンの軸はかなり細かつた。
手が小さいので、それでもいいかなあと思つたのだが、軸が細いと筆記の際、ペンを握る力が強くなる傾向がある。
軸が太い方が、ゆつたり持つて、ゆつたり書ける。
実際はそんなにゆつたり書く時間があるわけでもないのだが、まあ、気分の問題かな。
太い軸にすると、ひとつだけ問題がある。
なにに入れて持ち歩くか、といふことだ。
三連休の中日に神戸に行つた。
大丸神戸店のイヴェントにカンダミサコが出展してゐるといふので、見に行つたのだつた。
前日に、大阪松竹座で六代目中村勘九郎襲名披露公演を見てゐなければ、行けなかつただらう。
ありがたう、中村屋!
それはさておき。
やはり実物を見るといふのはいいものなのだつた。
カンダミサコのサイトや買ひ求めた人のblogなどでモニタ越しに写真を見るばかりだつたあのかばんやこのかばんを見られる。
「はー、こんな大きさなんだ」
「こんな風になつてゐるんだ」
といふのがわかるのは、いいことだ。
いいことだが、物欲を刺激されまくるといふ難点もないわけぢやない。
自重自重。
いろいろ考へて、一本差しのペンシースを購入した。
革はシュランケンカーフ。色はミコノス。
あざやかな青いペンシースである。
写真だとちよつと暗くうつつてゐるかもしれない。
写真からもわかるが、大橋堂の萬年筆を入れると、かなりいつぱいいつぱいである。
革がのびるのでおさまつてゐるが、これは早急に別のペンと入れ替へないといかんな。
手ぬぐひ巻を復活させるかなあ。
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