大橋堂の萬年筆
今朝更新しなかつたのには訳がある。
日本橋の丸善に行つて、大橋堂の萬年筆を手に入れたらblogを書かう。
さう思つてゐたからだ。
店頭では、何本も試し書きさせてもらへた。し放題くらゐのいきほひである。
最初は、細い軸でペン先は中字くらゐだつたらうか。
その後、同じくらゐの軸で細字、太い軸で細字、太い軸と同じ太さで中字。
太い軸の方が握つたときの感じが好きなのと、太い軸につくペン先の方がよくしなるといふので、選択。
あ、あと、太い軸の方が同じ細字でもなんとなく書き味がやはらかい感じがした、といふのも大きい。
そんなわけで、これを購入した。
問題はインキの色だ。
セーラーといふことで、スカイハイにしやうかなあと思つたが。
この佇まひからは黒いインキの方が似合ふ気がする。
でも、黒いインキつて使はないんだよね。これまで黒いインキを入れた萬年筆は例外なくほとんど使はなくなつてゐる。そんなわけで、現在はスリップシール機構を持つプラチナ万年筆のデスクペンに入れてゐるていど。
よく使ふてゐるのは中屋万年筆のペンとパイロットの石目。
中屋のペンにはプラチナのブルーブラック、石目にはパイロットの色彩雫の月夜を入れてゐる。
なので、ここはちよつと明るいスカイハイがいいかな、と、さう思つたわけだが。
むー、悩む。
といふわけで、ペンを前にして、悩んでゐるのだつた。
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