取り憑かれる
すつかり脳内は人形劇三国志状態である。
どうやらDVDも買ふらしいから、この状態はしばらく続くことと思はれる。
人間引用好きにできてるから、余計いけないんだと思ふんだよね。
たとへば、三階席で芝居見てるときに、屋号をかけ間違へる大向かうさんとかゐると、つい、そちらを振り向きたくなる。
でも、「そんな周瑜のやうなこと、しちやいかん」と、ぐつと堪へたりとかね。
さう、人間引用好きにできてゐる。
「衣食足りて礼節を知る」は管子、とかね。
「Good night, good night. Parting is such sweet sorrow.」はジュリエットのセリフ、とかね。
昔はさういふことを知つてゐることが何かの助けになつたのかもしれないが。
そんなん、Webで検索すれは一発だよ、といふ世の中においてはどーでもいー知識になつてしまつた。
でも、覚えて、みづからの血肉に等しいものにする、それによる効果つてのはあるやうに思ふんだけどね。
覚えて、「ヲレはこんなに記憶力がいいんだぜ」とひけらかすのではない。
覚えて、みづからの言動に活かす。
それは、今の世の中でも、この先の世の中でも、役に立つことだと思ふんだがな。
問題は、かく云ふ自分が役立ててないつてことだけど。
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