7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3258ページ
ナイス数:2ナイス
文学刑事サーズデイ・ネクスト〈3〉だれがゴドーを殺したの?〈上〉
四冊目以降が翻訳されてゐないことを考へると、読み進めのがつらい。Nursery Crimes シリーズのジャック・スプラット登場。ジャックのシリーズも翻訳されないかなあ。ibbとobbの成長が楽しみ。
読了日:07月02日 著者:ジャスパー フォード
秘密基地の作り方
今はなにもかも懐かしい。秘密基地とはチト違ふかもしれないけど、こどものころは自分だけの場所、自分たちだけの場所を探したりした。机の下、押し入れの中、そんなところに籠つたりしたし、マットレスを壁に立てかけて隙間に入つたりしたよ。あれはなんだつたんだらうなぁ。
読了日:07月03日 著者:尾方孝弘
明かりが消えて映画がはじまる -ポーリン・ケイル映画評論集
愛だろ、愛。いいなあ、自分もなにかについてこんな風に語れるやうになりたいと思つてしまふ。ケーリー・グラント論にはうなづくことしきり。「アラバマ物語」が出て来ないのは、あれはやはり何かちがふ映画といふことなんだらう。今、ケーリー・グラントのやうな俳優つてゐるのかな。
読了日:07月07日 著者:ポーリン ケイル
俳句いきなり入門 (NHK出版新書 383)
ポエマなんだつて。俳句、向かないんだつて。さう宣言されてしまつてどうしやうかと思つたが、でも句集とか以前よりおもしろく読めるやうになつたのでよしとしたい。
読了日:07月11日 著者:千野 帽子
角川学芸ブックス 新版 20週俳句入門
「俳句いきなり入門」でいきなり俳人失格を云ひ渡されたが、往生際悪く読んでみた。俳句を作らなくても、鑑賞の手引きになる点も多いと思ふ。歳時記はほしいかもなあ。
読了日:07月13日 著者:藤田 湘子
13日間で「名文」を書けるようになる方法
もちろん、これを読んだだけで「名文」が書けるやうにはならない。しかも13日間では。 「言語表現法」といふ講義を受けるやうな学生は、読める文章の書ける人なのだらうか。あるいは、さういふ人の文章だけ選んであるのかな。 この時期、高橋源一郎は「セクハラ」に異様に気を配つてゐたやうな感じ。常に、なのかな。
読了日:07月18日 著者:高橋 源一郎
ファウスト 第一部 新訳決定版 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
「謎とき『罪と罰』」を読んだらなぜか「ファウスト」を読みたくなつて、手に取つたのがこれ。昔読んだのと印象がちがふのは、年を取つたせゐもあるな。それとも、本物読む前に読んだ森川久美の「シメール」に出てきた「ファウスト」の印象が強過ぎるのか? 下巻も楽しみ。
読了日:07月21日 著者:ゲーテ
ファウスト 第二部 新訳決定版 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
かつて挫折した第3幕以降。今回はなんとか読み通したけど、やつぱり何が何やら……いつの日かrevenge? それともこのままかな。
読了日:07月24日 著者:ゲーテ
メグレ警視の事件簿〈3〉 (偕成社文庫)
あれー、これ、もしかしたら読んだことあるかなあ。つぶやきもしたが、メグレはポケミスで読んでたつもりだつたんだけど。「すかんぽ」とか、もしかしたらこれを読んだのかも? メグレ、最近は本屋であまり見かけない気がするけど、おもしろいのにな。会話部分でときどきついていけない部分があつて、こどものころは「フランス人つてこんな話し方をするのか知らん」と思つてゐた。
読了日:07月27日 著者:ジョルジュ シムノン
文学刑事サーズデイ・ネクスト〈3〉だれがゴドーを殺したの?〈下〉
〈2〉と上巻ではやられつぱなしだつた感があるが、下巻で反撃開始。あひかはらずコミカルな部分と切ない部分のバランスがすばらしい。これでしばらくつづきを日本語では読めないと思ふとつらいなあ。ジャック・スプラットの登場するNursery Crimeシリーズも翻訳してほしい(とりあへず自分でする?)
読了日:07月31日 著者:ジャスパー フォード
2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
« Day2 & Day3 | Main | Day4 »
« Day2 & Day3 | Main | Day4 »
Comments