ジェダイはリヴェンジしないといふ
昨日、タティングレースで栞を作つてなんだかグダグダだつたといふエントリを書いた。
「リヴェンジをしたものか否か」と書いて、結局リヴェンジすることにした。
My365でフィルタかけてしまつたので見づらい写真になつてしまつた。
Black Magic は、大抵の場合作り始めると後悔する。
なんかもつとかんたんにできる気がしてゐるからだ。
かんたん、といふか、早く、だらうか。
ところが着手してみると、思つてゐたよりも時間がかかる。
「前もさうだつたらう?」
と、思ひ出してももう遅い。
そんなわけで、ひとつ作るともう満足してしまつて、といふか、「もういいや」といふ気がしてしまつて、つづけて同じものを作るといふことはほとんどなかつた。
一度だけ、色を変へて三つくらゐつづけて作つたことはあつたけど、あれは色を使ふのが楽しかつたからだ。
そんなわけで、モチーフつなぎをするわけでもないのに、同じものをつづけて作るのはやつがれとしてはかなりめづらしい。
実際に作つてみて、前回よりはちつとましになつてゐる気はする。
気をつける点がわかつてきた、といふことなのかなあ。
實を云ふと、そこんとこは頭ではあまり理解してゐない。
どうも、手藝系は、「頭で理解する」ことをあまりしてゐない気がする。
橋本治も「男の編み物(ニット)、橋本治の手トリ足トリ」で書いてゐる。
母親などにあみものを教へて、と頼むと、実践的に教へてはくれるが、わからない点を訊くと、実際にやつてみせて、「ほら、かんたんでせう?」と云ふ、と。
そこは、ちやんと「ここがかうなつてあそこがああなるから、かうしないといけないのよ」とか、理屈立てて説明すれば、初心者にだつてわかる。
といふか、まあ、わからない人にはわからないのだが、わかる人にはわかる。少なくとも、慣れた人がちやちやちやつとやつてみせて「ほら、かんたんでせう?」と云ふよりはずつとわかりやすくなる。
それが、なかなかできないんだよねえ。
頭で理解できるやうになれば、まちつと上達も早からうし、まちつとうまくできるやうになると思ふんだがなあ。
そこが、やつがれの不器用たる所以だらう。
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