5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1729ページ
ナイス数:7ナイス
文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。
どの本もとてもおもしろさうなんだけれども、実際に読んだときのがつかり感は柴田元幸で十分味はつたので、二の足を踏んでしまふ。さうね、人は「自分探し」といひながら、實のところは「居場所探し」をしてゐるのかもね。
読了日:05月07日 著者:千野 帽子
書を学ぶ人のための唐詩入門
なるほど、書に書く場合は書の都合のよいやうにいい加減なところで改行して書くのか。それで苦手な訳だ。せつかく対句になつてゐる部分が対に書かれないなんて、無粋ぢやあないか。詩の解釈がちよつとおせつかいな感じがする。
読了日:05月08日 著者:村山 吉廣
ダニエル・カーネマン心理と経済を語る
行動経済学に関する本を読んだあとだつたので、比較的容易に理解することができたかと思ふ。逆に云ふと、読まなくてもよかつたのかも? いやいや、それはないと思ひたい。題名は「心理学と経済学」なのではないかといふ気がするがどうか。「心理」と「心理学」はともかく、「経済」と「経済学」はちがふものだと思ふがなあ。
読了日:05月14日 著者:ダニエル カーネマン
Justice: What's the Right Thing to Do?
図書館でたまたま目が合つて借りてきたが、思ひのほかおもしろかつた。TV番組はあまり見てゐなかつたけれども、見ておけばよかつたかなあ。ボビー・ケネディの演説ははじめて知つた。確かにどうなつたのか、見てみたかつたかもね。
読了日:05月21日 著者:Michael J. Sandel
桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活
図書館で借りやうとしたら予約が必要でかなり待たされた。TVドラマ化されてたんだねえ。確かに登場人物ひとりひとりの「キャラが立つてる」し、TVドラマに向いてるかもとは思ふたけど、実際のところはどうだつたのだらう。ちよつと気になる。クワコーのダメさ加減が身につまされてつらかつたが、まあ、フィクションだよ、フィクション。と思ふことにする。
読了日:05月23日 著者:奥泉 光
言葉と鋏―漢字読み書きばなし
辞書に書かれてゐることは必ずしも正しくはない。でも「正しくない」とわかるには、やはりそれなりに知識が必要で、結局、人は辞書に書かれてゐることを信じてしまふんだらうなあ。「進捗」が「しんしょう」と読まれてゐたことがあるとは知らなかつた。いつのまにかちやんと「しんちょく」に戻つたんだな。さういふこともある。似たやうな例が「徒然草」にもあつたつけか。
読了日:05月28日 著者:駒田 信二
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