どこまで読んだかわからない
あみものミステリといふジャンルがある。
といふ話は、以前はてなダイアリーの方で書いたのだが、まあ、ある。
海の向かうには。
五シリーズくらゐ読んでゐて、そのうち三つは何巻か読んだ。そして、どこまで読んだのかわからなくなつてしまつた。
一応いづれも一巻完結なので、最新作からさかのぼつていけばいいのかもしれないが、できれば順番に読みたいんだよなあ。
だいたい、「ミステリ」といひながら、謎解き部分はお粗末なものが多いんだよなあ。まあ、そこがいいといふ話もあるけれど。
大抵は棒針編みミステリで、ひとつだけかぎ針編みミステリを読んだことがある。棒針編み(knitting)とかぎ針編み(crochet)のあひだには深くて暗い河が流れてるんだよねえ、アメリカでは。
中にはあみものといふよりは刺繍がメインのシリーズもあるし、牧場がそばにあつて紡いでゐたりもする。
あと巻末に話の中に出てきた作品のパターンが出てたりすることが多いね。たまにお菓子の作り方だつたりすることもあるけど。
さう考へると、あきらかに「ミステリ」といふよりは「あみもの」「手藝」寄りだ。さういふ読者層を狙つてゐるんだらう。
本邦にも「あみものミステリ」あればいいのになあ。
とは思へども、そんなにあみもの人口つて多いとも思へない。
日本だと「あみもの」よりは「ミステリ」に力をおかないと出版されないやうな気がするんだよね。
ところで今日も芝居を見てきた。
よかよかだつた。
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