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Sunday, 06 November 2011

「モレスキン 人生を入れる61の使い方」を読む

「モレスキン 人生を入れる61の使い方」を読んだのは、もうだいぶ前の話だ。
発売されてまもなくのことだから、2カ月ほど前のことになる。
当時、自分の感想を公開するほどのことはないと思つた。
発売直後からあちこちのサイトやblogで紹介されてゐたし、特にこれといつた感想もないと思つてゐたからだ。

突然書く氣になつたのは、Amazonのブックレヴューを読んだからかもしれない。
巷での反応に比べて、評価が低い。
それが氣になつた。

一読した感想は、「overwhelmed」だつた。
「Too much」と云つてもいいかもしれない。
「Too much」なら、おそらくは著者の目指したところからさう遠くはないだらう。
氣分が前向きのときに読めば、その「過剰さ」に元氣づけられたり、自分もやつてみやう!」といふ氣になつたりするのではあるまいか。
落ち込んでゐるときはどうだらう。
「モレスキンとやらいふ文具を使ひこなすには、これだけのことをせねばならないのか」
さう思つて天をあふぎ、うつむいて深く嘆息するのではなからうか。

「ほぼ日手帳公式ガイドブック」には、そこまで読むものを追ひつめるやうなところがない。使ひこんでゐる人は使ひこんでゐるけれど、もつとゆるい感じで使つてもまつたくかまはない。さういふ「あそび」の雰囲気がある。

「モレスキン 人生を入れる61の使い方」には「あそび」がない。全編ぎつしりモレスキンへの愛にあふれてゐて、それは勿論とてもすばらしいことなのだけれども、その「愛」を理解できない人、共有してゐない人には、「Too much」といふ印象を与へてはふのではないだらうか。
「モレスキンつて、氣軽に使へるものぢやないんだね」
さういふ感想を抱く人もゐるだらう。
まあ、モレスキンの金額からいつて、「氣軽に」使へるやうなものではない、といふ話もあるわけだが。

「モレスキン 人生を入れる61の使い方」は、すでにモレスキンもしくは他手帳を自分なりに使ひこんでゐる人、モレスキンに深い愛情を抱いてゐる人に向けた本かと思ふ。
かるい氣持ちで、「ひとつモレスキンとやらを使つてみやうか」と思つて手にとつた人には注意が必要だ。
たまたま自分の趣味や用途にあつた使ひ方に出会へればラッキーだが、さうでなければ「やはりモールスキンなんて、自分には過ぎたものなのかも」とがつくり落ち込まないともかぎらない。
「人生」を入れるんだから、さう気軽になんかいかないのだ。

ちなみに、やつがれはPeanutsのウィークリーダイアリーを買つた。本に出てゐたイタリア語を学んでゐる人の使ひ方を参考にしやうと思つたからだ。
日付はあはないけれど、10月はじまりのNHKラジオ講座をもとに手帳の使用を開始してゐる。

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