日経SYSTEMS 十月号を読む
最初にことはつておくが、自分はシステム開発とは関はりないし、要件定義なんてものもしない。
しないが、今回日経BP社から提供された「日経SYSTEMS」十月号は参考になることが多かつた。
特に「要件定義の極意」は興味深く読んだ。
要件定義をするしないに関はらず、ミーティングで必要なこと、ヒアリングのとき気をつけることは同じだと思ふからだ。
ミーティングとか書くと大げさかもしれないが、なに、普段家族と話すときなんかにでも応用できることはいくらでもある。
ただ。
問題は、記事にあるやうにはなかなかいかないといふことだ。
「ファシリテーション」といふことばがmouthfulなせゐか今ひとつ普及してゐないやうだが、残念なことである。できれば小学校の学級会あたりから導入してもらひたい技能だ。
ファシリテータにも向き不向きがあつて、自分は圧倒的に不向きな人間である。
そして、さういふ人間には、社会人になつてからいきなり「ファシリテーション」に取り組んでももう手遅れなのである。
十月号の特集「要件定義の極意」を読んでゐると、この「ファシリテーション能力」を問はれることが多いやうに感じた。「要件定義の実践力を磨かう」とあるが、磨くことのできる社会人はごく一部なのではないか。そんな気がする。
そのほか、「事例 ケーススタディ 問題解決の現場」が個人的にはおもしろかつた。
日本ケンタッキー・フライド・チキンの事例で、とりあげられてゐるのはピザハットのwebサイトだ。ピザハットのwebサイトはときどき見るので、「こんな風に作られてゐるんだなあ」と思つた。実際は大変なことばかりだつたらうなあと思ふと、あらためて見慣れたwebサイトをしみじみ見てしまつた。
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