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Sunday, 11 September 2011

この暑いのにミニストール

Hooked on Hooks はまだつづいてゐる。

最近はこんなものを編んでゐた。

かぎ針ミニストール

「着こなし上手のニットのふだん着」に掲載されてゐるミニストールだ。
本ではハマナカのソノモノスーリーアルパカを使つてゐるが、こちらはパピーのサン・ジルで編んだ。一玉使ひきりで、本に掲載されてゐるサイズより大きく編めた。針は4/0号を使つた。以前も書いたが、かぎ針編みのときはちよつと手がきつくなるので、針のサイズもひとつ大きめにしてみたといふわけ。

本は、書店の店頭で見て即購入した。多分、なにかしら編むだらうと思つた。最初の方に載つてゐるセーターとかカーディガンを編んでみたいんだけど、完成させる自信がない。
でもこれだつたら、と編んでみたのがミニストール、といふわけ。広い部分を背中にまはしてもいいし、前にもつてきてもいい。去年Lacy Baktusを編んでから、ほそながーい二等辺三角形のマフラーに弱いのだつた。一番大きい角を手前にもつてきて、両端をぐるりとまはして後ろから前にもつてくる。これがなかなかいい感じにあたたかいのだつた。

このミニストールは、両端をぐるりとまはせるほど長くはないが、この先ちよつと肌寒くなつてきたなー、なんてなときに役立ちさう。

編んでゐて、「これはいいぞ」と思つた。中細毛糸一玉でかなり長いマフラーが編めさうだからだ。
半端にあまつてゐる一玉が形になる。いいぢやあないか。この場合、端のループは編まないといいだらう。
エミーグランデのやうなちよつと太めのレース糸で編んでもおもしろいんぢやないかなあ。

サン・ジルは、手芸屋の店頭でその光沢に惚れて購入したもの。綿69%麻31%といふなんとも微妙な割合の混紡糸である。編んでゐてやはり光沢はすばらしいと思つたが、ほどいて編みなほすと若干光沢が薄れる気がする。

うーん、それにしてもどうしやう。カーディガン、今から編む、かなあ。今から編めば間に合ふ?
同じ著者のひとつ前の本といふのも気になる。

Monday, 05 September 2011

編まないつもりだつたのに

アフガン編みいろいろは、出版されると聞いたときから買ふつもりでゐたが、「まあ編まないだらうな」と思つてゐた。

これまでもアフガン編みは何度かやつてみて帽子とか完成されてはゐるけれど、どうにも時間がかかりすぎる。だからだらうか、ここ数年でいふと広瀬光治の出した本以外はこものしか掲載されてゐない。
や、こものが悪いつていふんぢやないよ。こものは大好きだ。だから「アフガン編みいろいろ」も買つたわけだし。

でも編む気にはならなかつた。
はずだつた。
ここのところ、疲れがたまつてるしな。多分、さういふことなのだらう。

ところが。
先日片付けをしてゐたら、半端なイェーガーマッチメイカーDKが出てきて、処分できなかつた。
マッチメイカーは4PlyもDKもたまらなく好きなのだ。自分の考へるところの「毛糸」を体現してゐるのがイェガーのマッチメイカーだからだ。微妙な毛羽立ち具合がとくにたまらない。

紺といふか濃い紫といふか、そんなやうな色が二玉、白が一玉ある。
そんなわけで、かのこ編みの指なし手袋を編んでみた。

アフガン編みの指なし手袋

アフガン編みの裏編みは、棒針にくらべて編みづらい気がしてゐた。そのためずつと避けてゐた。
たた&たた夫の編物入門に、「腱鞘炎になりにくい裏メリヤス編みの編み方」がある。この方法をアフガン編みにうまく適用できないんだな。まあ、もしかすると、クロバーのダブルフックアフガン針(黒い針)のせゐかもしれないけど。
さういふわけで、どうしても左手の人差し指を必要以上に動かして裏編みをすることになり、腱鞘炎の不安も大きくなる、と、かういふ寸法なのである。
あくまでもやつがれの場合は、だけど。

でもまあ、これくらゐならできるかな、と思つて編んでみたのだつた。
かのこ編みは編みすすむとだんだん模様がでてくるのが楽しい。
そんなわけで、なんだか編めてしまつた。
ちなみに裏編みはやつぱり人差し指を使ふ方法で編んだ。ちよつとつらかつた。

編めてしまつたが、どうしても地が厚くなつてしまつて、なあ。
手にはめるのはまちつと涼しくなつてからにしたい。

毛糸は紺色といふかの方は一玉まるまる手つかずのまま。
もう一玉と白はちよこつとあまつてゐるつて感じ。
帽子でも編むか? はたまたcowlか?

悩みはますます深くなるばかりなのだつた。

Thursday, 01 September 2011

8月の読書メーター


読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2046ページ
ナイス数:8ナイス

Engineering Culture: Control And Commitment in a High-tech CorporationEngineering Culture: Control And Commitment in a High-tech Corporation
辺境僻地ではなく時代の最先端をゆく大企業でフィールドワークをしたよ、といふ本。「キャッチ-22」からの引用があつたりして、なんとなく妙な先入観を持つたまま読んでしまつた。途中で「作者の出自がかなり反映されてゐるのでは」と思つたら、巻末に作者本人がそのとほりのことを書いてゐた。これから日本語訳を読む予定。
読了日:08月03日 著者:Gideon Kunda
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
情報が多過ぎて散漫な印象。さうした中から自分に必要な情報を得よ、といふ心か。それができる人はキュレータになれるし、できない人はキュレータを探せ、と、さういふことなのかもしれない。
読了日:08月18日 著者:佐々木 俊尚
洗脳するマネジメント~企業文化を操作せよ洗脳するマネジメント~企業文化を操作せよ
原書を読んだ後だつたのですいすい読めた。さうでなければ日本語があまりにもこなれてゐないので読みづらいことこの上ない本だつたらう。原書では著者の出自による影響が読み取れたが、訳書では「なんだか「1984年」のやうだなあ」といふ感じが強い。「洗脳する」といふ邦題にとらはれてしまつたせゐか。監修者による解説が巻末にあつて、これは読みやすく「組織エスノグラフィー」理解の助けになると思ふ。
読了日:08月23日 著者:ギデオン・クンダ,金井 壽宏
三銃士 上 (角川文庫)三銃士 上 (角川文庫)
脚注の一切ない潔さゆゑ読みやすい。本来は歴史的背景をよく知る読者に向けて書かれたものかと思ふので、それがまつたくないのはどうかとも思ふが、おもしろいから大丈夫。そんな気がする。
読了日:08月26日 著者:アレクサンドル・デュマ
三銃士〈上〉 (岩波文庫)三銃士〈上〉 (岩波文庫)
どうやらやはりマンの町ではロシュフォール伯爵のcomplexionは「pale」、それ以外は「bronze」とでも書かれてゐるらしいことが明らかになりつつある。 巻頭に「はしがき」として物語の背景が説明されてゐて、訳注もある。が、角川文庫を読んでしまつた身には訳注はすこし煩はしく感じられる。「はしがき」はうまくまとまつてゐると思ふ。
読了日:08月31日 著者:アレクサンドル・デュマ

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