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Sunday, 28 August 2011

古きをたづねて新しきを知る

毛糸だま No.151(2011年秋号) にストレッチ編みの記事が掲載されてゐる。
これを読んで今を去ること六年前、ニットフェスティバルでストレッチ編みを教はつたことを思ひ出した。
針を出してきてやつてみやうかな、と思つたが、「毛糸だま」の通信販売に針のセットがあつたので、これを買ふことにした。
ニットフェスティバルではサイズCの針を入手したのみだつたからである。

針がやつてきて、早速編みはじめてみたのは「毛糸だま」に掲載されてゐるものではなく、ニットフェスティバルで覚えた編み方だ。

ストレッチ編み

見るからに、「毛糸だま」に掲載されてゐる作品とはちがふ編地である。
糸はハマナカのポームニット。針は結局サイズCだ。
針に編みつけては鎖編み、編みつけては鎖編みのくり返し。ポームニットは撚りがそれほど強くないのか、針がひつかかると糸がばらけてしまつて編みづらい。
過去に、同じ編み方でエク・トリーのシャルムループとRegiaのSock Silk、リッチモアのハースローブで編んでゐるのだが、編地がわかりやすいといふ意味では、ポームニットは格段に編みやすい。

まあ、このあたりのtrade offがむづかしいやね。

ちなみに、この編地は結構地厚になるので、あまり太い糸は向かない気がする。ポームはちよつと太いかなあ。
ポームは二玉持つてゐるのだが、一玉編み終はつたところで二玉では足りないことが判明し、途中にこれまた一玉だけあつたポーム色綿をはさむことにした。

ところが。

ストレッチ編

なんか編み心地がちがふなあと思つて、よくよく見てみればこは如何に。
なななんと、ニットと色綿では撚つてる方向がちがふぢやあないか。
ニットは、まあ当然S撚りなのだが、色綿はZ撚りだつた。
うーん、そらあまあ、編み心地もちがふわけだよな。
ちなみにZ撚りの方が編みやすい気がする。

これが終はつたら、とりあへず「毛糸だま」に掲載されてゐる作品にも挑戦してみるつもり。
だが……
結構時間かかるんだよねえ、この編み方。

過去のストレッチ編みに関する記事はこちら

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Friday, 19 August 2011

プラチナ萬年筆 本栖の惨状

はからずも芝居の外題のやうになつてしまつたが。

三日ぶりくらゐに本栖をペンシースから出してみたら、こはいかに。

プラチナ萬年筆 本栖の惨状

こんな状態に……。
コンヴァータ内部のインキがすべてキャップ内にしみ出してゐた。
コンヴァータのさし方がゆるかつたのかもしれないが、どうも首軸のあたりからしみ出してしまつた模様。

現在洗浄中。
もう一回試してみて、ダメだつたら見てもらふかなあ。

書き味はよいだけに残念……。

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Sunday, 14 August 2011

新しいシャトル

書きたかないが暑い。
「節電」といふこともあつて、家では空調は使つてゐない。
使つてもいいんだが、涼しくなるときがないので、一度つけると切るタイミングがない。
ゆゑにつけるタイミングをはかれないのだ。

暑いとなにもする気にならない。
「暑い……」とつぶやきつつだらだらぼんやりするばかりだ。
これではいかん、と思ひつつも、もうどうにもならない。

そんな中、新しいタティングシャトルが届いた。
Pony Tatting Shuttleだ。

Tatting Shuttles

写真中央がPonyのシャトルである。Aeroによく似てゐる。
Aeroのシャトルはやづかれの手にはちよつと大きい。
よつて、Ponyのシャトルも買ふつもりはなかつた。
なかつたが、しかし、使つてみもせずに「使へん」とは云へない。
さう思つた。

それで、Handy Hands で買物をするついでに、ひとつ買つてみた。
今日届いたので早速使つてみると、これが案外使ひやすい。
なぜだらうと思つてAeroのシャトルと比べてみると、これが、ほんのわづかばかり小さいのだ。

Tatting Shuttles

この写真でわかるだらうか。ほんたうに、ちよつとだけだが、Ponyの方がAeroより小さい。このほんのちよつとの差が、使ひやすさにつながるのらしい。
Ponyの方が若干厚みがあるが、気にならない。
これは使へるぞ。

ちなみに、Aeroはお尻にボビンをさして糸を巻けるやうになつてゐるが、Ponyはできないやうだ。
これはちよつと残念。

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Tuesday, 09 August 2011

週末はこんなことをしてゐた

ここのところ、週末、とくに日曜の夕方以降を心安らかに過ごすにはどうしたらいいかを考へてゐる。六月七月に読んだ本も、それに関するものが多い。
一説によると、土曜日曜は、「やりたいことをやる」のがいいのらしい。ダラダラ過ごすと、その分日曜の夜にがつくり気持ちが落ち込むのだといふ。

それなら、といふので、この週末はこれまでやらうと思つてゐて後回しにしてゐたことをやつてみた。

Tatted Necklace

写真は、プラスチックの輪つかをレース糸でくるんでつなげたものである。ところどころビーズも入れてみた。

タティングレースとプラスチックのリングを組み合はせた作品は、blogなどでいくつも見てきた。
いづれもすばらしく、「自分でも作つてみたいなあ」と思つてゐたのだつた。
webで見られる作品は、ひとつのリングにレースをほどこしたものばかりだ。イヤリングなどに仕立ててゐるものも多い。
それもいいけど、せつかくリングを使ふんだし、つないで長いものを作つたらいいんぢやないかなあ。

で、その「つないだ長いもの」を作つてみた、といふわけである。

単にリングをつなげただけだと、リングとリングのあひだにすきまができさうなので、ビーズを入れてみた。
輪つかをくるむだけではつまらないので、三つのうち一つにはビーズを入れることにした。最初は一つにつき四箇所に入れるつもりだつたが、気が変はつて三箇所にしてみた。

プラスチックリングを使つて糸を切らずに編むといふのはかぎ針編みにある。それをタティングレースでもやつてみた、といふ寸法。

今回はexperimentなので極々シンプルだが、今後作るものはもうちよつとゴテゴテしたものになる予定。まちつとタティングレースらしい要素を入れたいのだつた。

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Monday, 08 August 2011

七月の芝居 新橋演舞場 昼の部

7月16日(土)に新橋演舞場の昼の部を見に行つた。
正直、今月は行かないかも、と思つてゐたが、梅玉の義経だし、久しぶりに勧進帳を見たいかな、といふので行つてきた。
当日、行きのバスや電車の中で突然の差し込みがあり、体調のよくなかつたことが、感想に影響を与へてゐることと思ふ。あらかじめことはつておく。
また、席は三階の上手袖で、上手側半分はほとんど見えなかつたことも書き添へておく。
「鳥居前」を見乍ら、しみじみと「笑也は猿之助に起用されてゐてよかつたなあ」と思つた。ここで静御前ができるのもそのおかげだろう。その証拠に春猿や笑三郎は他の役者が芯となる芝居にも出してもらへてゐるが、笑也は人数合はせのときくらるしか見ることがない。いい役はこの静御前もはじめ、猿之助に引き上げてもらつた役ばかりだ。今回の静御前はだいぶ情の薄いかんじではあつたけれど、イヤなことはしてゐなかつたと思ふ。
義経は門之助。猿之助に父親のあたり役をよくつけてもらつてゐたけれど、これもさうした役のひとつか。先代は「川連法眼館」の義経がよかつた。当代も演じてゐる。今回は、一瞬セリフが昔に戻つてしまつたかと思つたことがあつたが、「堅固で暮らせよ」は風情があつてよかつた。
右近の忠信はきびきび元氣なかんじ。セリフの端々に師匠うつしの影が見えかくれして、ちよつと泣き笑ひ。
「勧進帳」、海老蔵の富樫は、出からして颯爽としてゐてよかつたやうに思ふ。セリフも思つてゐたほど悪くはない……と思つたのは、「新関をたて」あたりまでだつたらうか。しかし、あの節まはしがなくなつたら海老蔵ではないのかもしれない。
梅玉は富樫をやることもあるが、義経の人だと思ふ。「勧進帳」の義経は、女方めいたじめじめ系が多いやうに思ふが、梅玉の義経は憂ひをおびてさはやかである。今回、「最悪富樫は見えなくてもいいや」と思つて席をとつたが、当然「判官御手をとりたまひ」も見えないといふのは大誤算だつた。
四天王に友右衛門、権十郎、松江、市蔵。四天王の配役を案じてゐたが、杞憂だつた。
團十郎の弁慶は、復帰後何度か見てゐるが、病を得る以前と比べると、次第に戻りつつはあるものの、元氣ないなあと思つてゐた。
今回はさういふ心配は全くしなかつた。氣にすることもなかつた。今後もかうだといいなあ。
「勧進帳」は、音楽劇なんだなぁ。富樫の出のセリフから長唄、義経の「如何に弁慶」に弁慶の「はあ」といふ応へ、すべて一緒に唱和したくなる。また、それができるのが「勧進帳」だ。
ただ巳紗鳳にいまひとつ元氣が欠けてゐるやうに見えたのが氣がかりだ。

「楊貴妃」は、宦官なら海老蔵のあの聲セリフ回しでもをかしかないだらうといふので選ばれた演目なんではあるまいか。
そんな邪推をしたくなるほど、何故この芝居をといつた印象しか残らなかつた。
梅玉の玄宗皇帝は、優柔不断な感じがよく出てゐたが、若いころは優秀だつた風があればもつとよかつたんぢやあるまいか。或は大仏次郎の原作にはさういふ設定はないのかなあ。
楊貴妃の三人の姉は……うーん、あれでいいのだらうか。結構好評だつたやうだけど、春猿は手本となる人がゐないとやつぱり昔に戻つてしまふのかなあと、ちよつとがつかり。セリフといふか聲がうはつくんだよね。自分のものになつてゐない感じがする。
どうやら夜の部の方が評判がよかつたやうだ。昼の部にして失敗だつたかな。
でもまあ「勧進帳」を見られたからいいか。

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Wednesday, 03 August 2011

「健康」診断

六月末の健康診断の結果が返つてきた。
一年前と比べると、驚くほど数値がよくなつてゐる。
一年前ダメだつたところが軒並み「通常」もしくは「あとちよつとで通常」になつてゐるのだ。

「三十回噛む」とか「半身浴をする」とか、「できることからこつこつと」がよかつたのかなあ。

でも、ムリはしてゐないつもりだ。
ムリはつづかないと思ふからだ。
だから好きなものを食べてゐるし、嫌いなものは……あー、まあ、三十回かまないやうにする、とかしてゐる。

そのせゐかなあ。今までたいして悪かなかつたところが診察してくれた医者を心配させるほど悪かつたんだよなあ……

土日になるとよくなるので、原因はだいたいわかつてるんだがな。
「早寝早起きをする」ができればよくなるやうな気もしてゐる。
でもその「早寝早起き」が一番むづかしいんだよなあ……。とほほ。

つてやつぱり「不健康」診断ぢやん。

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Monday, 01 August 2011

The Study of Turquoise Green Again

もしかして「緋色の研究」をもぢつてゐることを理解されてゐないのかもしれないが、ま、それはそれ。

とりあへず、色の違ひはこんな感じ。
いづれもペンの中で熟成されてゐるので、かなり濃く出た。
でも写真だと孔雀とジェイドは薄くなつてるな。

The Study of Turquoise Green

アサヒヤ紙文具店のQuill Noteに書いてみた。

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7月の読書メーター


読んだ本の数:3冊
読んだページ数:708ページ
ナイス数:4ナイス

マインドマップ英語勉強法マインドマップ英語勉強法
マインドマップの書き方が丁寧に説明されている。だが最初に書かせるマインドマップが「最悪の英語の使ひ手」といふのはどうなのか。その次が「最高の英語の使ひ手」といふのは。英語如何にかかはらず、最悪の話し手は常に最悪、最高は常に最高ではないのか。具体的にイメージできるものを最初に、と考へたのかもしれないが、ちよつとどうかと思ふ。 とりあへず、語彙と文法の強化はやつてみやうかなあと思つてゐる。あと洋書読み。
読了日:07月03日 著者:クリス・フォスケット,沢田淳子
ニッポンの書評 (光文社新書)ニッポンの書評 (光文社新書)
イギリスではネタバレがある書評もある。知ったかぶりできるようにだ。つまり日常の会話に新刊や話題の本が取り上げられるといふことだ。日本ではネタバレは許さない方向だといふ。日常の会話にさうした話題が取り上げられないからだ。本が読まれてゐないといふ現状にかはりはないが、なんとなく彼の方が豊かな感じがするのは西欧かぶれのせゐだらうか。知つたかぶりが必要といふことは、読んでゐる人もゐるといふことではないのか。書評にネタバレを許さない著者の気持ちもわかるが、ネタバレが必要なわけに思ひ至ると、なんだか貧しい感じがする。
読了日:07月05日 著者:豊崎 由美
The Art of Non-Conformity: Set Your Own Rules, Live the Life You Want, and Change the WorldThe Art of Non-Conformity: Set Your Own Rules, Live the Life You Want, and Change the World
「日曜の夜を楽しく過ごすための読書」はこれでひとまづ一段落。若い頃に出会ひたかつたと思ふ反面、若いころに出会ふつてゐたら反発してゐたかもしれない。今ある権威への反抗心はあるけど、世界征服なんて、めんどくさいしなあ。 日曜の夜を楽しく過ごせるやうになるには、まだまだ道のりは長さうだ。
読了日:07月13日 著者:Chris Guillebeau

読書メーター

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