6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1324ページ
メグレと無愛想な刑事 (ハヤカワ・ミステリ 370)
メグレがカルヴァドスを飲んでゐる。昔読んだときはどんな飲み物だらうと思つてゐた。今読み返してみて、あらためて飲んでみたいなあと思ふ。表題作は、「ゐるよね、さういふ不運な人」つて感じかな。二作目の少年と老人の話が一番好きだ。
読了日:06月02日 著者:ジョルジュ・シムノン
女子読み「水滸伝」
「水滸伝」にイイ男なんてゐたつけー、宋江とかその宋江にだまされる(あっ)だめんずばかりぢやなかつたか、と思ひつつ読める。なるほど、女子の視点から見るとさうなるのねー、といつたところか。そして、どうやら自分はハイスペック好きらしい……。さうであつたか。
読了日:06月03日 著者:秋山 久生
バービーと私―着せ替えドレスを作り続けた半生記
職場でのいやがらせの話とか、ちよこつと出てくるが、実際はそんなもんぢやなかつたんぢやないかな、とか邪推。でも、仕事に打ち込んでのめりこんでるから、ほんたうにそんなに気にならなかつたのかも、と思はないでもない。人形の服だからつて見下げない、妥協しないといふ姿勢がいい。あと、アメリカ人賛美については、たまたま出会つたのがいい人たちだつたんぢやないかな、と、これまた邪推。
読了日:06月14日 著者:宮塚 文子
ジーヴズの事件簿―大胆不敵の巻 (文春文庫)
やつぱりジーヴスの受け答へがときどき妙なんだよなあ。「ここは「結構でございます」ぢやないだらう?」みたやうなさ。前巻よりは少ない気もしたけど、それはこちらが慣らされてきただけのことなのかも。ちやうどジーヴスのやり方に慣らされてゐるバーティのやうに。
読了日:06月24日 著者:P.G. ウッドハウス
Career Renegade: How to Make a Great Living Doing What You Love
ヴェンチャーは柄ぢやない。かといつてこのまま時間を売つて暮らしていくのか。そんなことを考へながら読んだ。やつぱりヴェンチャーは柄ぢやないし、日本ぢやちよつと事情がちがふよね、といふ内容も多いが、なにか生かせていけるといいなあ。とりあへず、文章はとても読みやすいので、多読用に向いてるかも。
読了日:06月28日 著者:Jonathan Fields
やりとげる力
「山月記」の李徴がこの本を読んでゐたら、虎にならなくてすんだかもしれない。あるいは李徴はすなほに受け取らずにやはり虎になつてゐただらうか。内なる虎=レジスタンスを飼ひ慣らしたい。その一方で、「マニャーナの法則」も取り入れていきたい。そんな感じ。
読了日:06月29日 著者:スティーヴン プレスフィールド
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