ちいさいかばん
今週はこのかばんで出勤してゐる。
ル・ボナーのプティトート。色はアイリス。
一月にル・テアトル銀座に玉三郎を見に行つたときに、銀座c.o.u.で購入した。
このときは、WILDSWANSのベルエアーといふトートバッグを見るだけのつもりだつたんだがなあ……。
ま、それはともかく。
見た目はちいさいわりにたくさん入る。
が、もともと荷物の多いやつがれにはちよつとちいさいんだなあ。
しかし、そこがまたいいのかもしれない。
ひとまづ、必要最小限のものを入れる。
必要最小限といふと、例の「忘れ物撲滅委員会」の歌にしたがつて、携帯電話(やつがれの場合はiPhone)、財布、鍵、定期、手帳、名刺入れ、社員証、といつたところか。それにペンが七本、本、折り畳み傘、お扇子、手ぬぐひに汗拭き用のハンカチ、ティッシュケース、かまわぬのbane口が入つてゐる。
…………荷物、多すぎ?
ほんとは筆入をもひとつ入れたいんだが、それだけの余裕はない。中のホックをはづせば入るけど、このかばんはホックをとめたときのこの形がいいと思ふんだよなあ。
筆入を増やしたいといふ思ひとは正反対の考へだけど、実は持ち歩くペンをまちつと減らした方がいいんぢやないかといふ気もしてゐる。
選びに選んだ一本だけを持ち歩く、とか。
でもやつぱり細字と中字か太字がほしいやうな気がするから、二本、かなあ。
このかばんのいいところは、このまま職場内を持ち歩けるところ。
もつとおほきいかばんだと、中にバッグインバッグの類を仕込んでおいてそれだけ持ち歩くか、はたまた職場についてからちいさめの手提げかなんかに荷物を入れ替へる必要がある。
朝はいいけど、帰りはそれをはじめると如何にも「帰ります」つて感じなのが気になるんだよね。
買つたばかりのころはかたい感じがしてゐたが、今ではかなりやはらかくなつてきた。なんとなくつやもでてきたやうに思ふ。
ちなみに、和装にもあふさうである。
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