シャトル三兄弟
The POP-A-BOBBIN Tatting Shuttle はこれで打ち止めだと思ふ。
左から、Afrimosa、Cocobolo Rosewood、Purpleheart製。我が家に来た順でもある。
先端のかぎ針部分が使ひやすいとはいへないので、ほんとはなしにしやうかと思つたのだが、やはりなにかのときにあると便利なので、かぎ針付を購入した。これでシャトルふたつ使ひにも対応できるのさー。
といふわけで、おそらくこれでこのシャトルは打ち止めだらうと思つてゐる。
このシャトルのよいところは、軽い、Aeroのボビンが使へる、木製、といふところだらうか。
木製でボビンのシャトルにはGR-8 Tatting Shuttle もあるけれど、こちらは結構重たい。おそらくねじの重さだらうと思ふ。木の部分は軽いからだ。
重たいとなにがいけないかといふと、うつかりシャトルをつりさげてしまつたときにシャトルの重さで糸が回転しやすいからだな。
ボビンについていふと、国内でさへ何種類ものボビンがある。ましてや国外においてをや。
GR-8 Tatting Shuttleについては、我が家にあるボビンを送つて「これにあはせて作つてほしい」と依頼した。
Silent Tatters のやうに専用のボビンを別売りしてゐる場合もある。
Aeroのシャトルのボビンなら、国内でもからうじて入手可能である。
そこがいい。
木製、といふのは好きずきだな。
ボビンのシャトルのいいところについては以前も書いたけれど、静かなことと、糸を痛めないこと、糸の巻き付け巻き取りが楽なことと、糸の長さを使ひやすい長さにたもつことが可能なこと。
この「糸の長さを使ひやすい長さにたもつ」に一度慣れると、クロバーの特に角付のシャトルを使ふのがつらくなることがある。糸の長さがどうしても一巻きの長さに依存するからだ。
まあ、でも、結局は慣れ、かな。
よく、ATOKは最高でそれ以外のInput Methodはダメだ、といふ論調を目にすることがある。
さう云ふ人はATOKの使ひ勝手に慣れてゐるだけで、単に使ひ慣れないものに対して拒否反応をしめしてゐるだけなんだらうなあ、と思ふことが多い。
それと同じで、大抵の人はクロバーのシャトルでタティングをはじめるだらうから、クロバーのシャトルこそ最高だと思つてゐる向きが多い。
その他のシャトルについては、ちよつと手を出しては見るものの、クロバーのシャトルを使ひこなせるやうになつたときほどには使ひ込んではみない。
そのうへで「やはりクロバーのシャトルは最高だよね」なんぞと宣つたりする。
「あー、ATOKの法則だなあ」と思ふ次第である。
もちろん、やつがれはクロバーのシャトルも愛してやまない。多分、クロバーのシャトルは今後も増え続けるだらうといふ予感もしてゐる。
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