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Wednesday, 15 June 2011

ふだん使ふ言語は?

南條竹則の「人生はうしろ向きに」に、こんな一文がある。

わが国民は英語を日常に使う上流階級と、ふだんは日本語で生活し、職場やあらたまった席では英語を使わされる下層階級とにわかれよう。

ここで、「日本はいつでもさうだつたではないか。過去には公には漢語を使つてきた。それが英語になつただけの話だらう」といふ点については、述べない。

中学時代の友人が、都内の有名私立大学に進学したときのことを思ひ出す。
学友には、普通に英語を解する人が多い。とくに、幼稚舎から通つてゐるやうな人は、まづまちがひなく母国語のやうに英語を使ひこなす、と。

この友人は、高校時代に一年間米国に留学してゐた。ご両親とも多少のおつきあひがあるが、どちらも英語が堪能であつた。

なるほど、やはりそれなりの家の子どもは英語なんてあたりまへに話すのだなあ。
そのとき、さう思つた。

残念ながら我が家で一番英語ができるのはやつがれで、といふよりは、ほかに英語を解すものもゐなければ、そもそも勉強してみやうと思ふものもゐないといふ家庭に育つたやつがれは、まちがひなく「ふだんは日本語で生活し、職場やあらたまった席では英語を使わされる」下級階層に属する。
そもそも、英語を使はされたりしないし。

まだ時代はそこまできてゐない?

いや、それは単に気がついてゐないだけなのではあるまいか。
下々のものにはうかがひしれない世界が、すでにあるのではないか。
そんな気がしてならない。

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