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Monday, 11 April 2011

無駄に編みたいリリアン

「クロバーのフレンチリリアン、いいなあ」と思つてゐたら、いつのまにか店舗から姿を消してゐた。
原因は、NHK教育の手藝番組でとりあげられたことなのらしい。
その後、二度ほどクロバーからの再出荷があつたやうだが、これもまた飛ぶやうに売れてしまつたのらしい。

普通ならここであきらめるのかもしれないが、ムキになつちやつたんだな、多分。

日本ヴォーグからやつてきた手藝用品の通信販売の冊子を見てゐたら、フレンチリリアンがあつた。
さういへば、四月以降に再出荷する、といふ話があつたやうな気がする。
ネットで検索をかけてみたら、amazonにあつた。

そんなわけで、注文してしまつた。

フレンチリリアン

このたたずまひがね、まづいい。
だから買ひたかつたわけだけども。
ただ、使ひ勝手からいくと、実はワンダーリリアンの方がいいかも、といふ気がしないでもない。
ワンダーリリアンは胴体が透明で編んでゐるものがどうなつてゐるか見えるし、針のついてゐる部分だけくるくる回せるのがいい。
フレンチリリアンは、まあ当然だが、下から出てくるまで編んでゐるものがどうなつてゐるのか確認しづらいし、普通のリリアン編み機と同じで編み機自体を回しながら編む必要がある。

でもまあ、そのあたりは慣れだらう。

一応、一緒に糸も買つた。黒だけ。
でもなんだかもつたいないので、オリムパスの40番でちよつと試しに編んでみた。

フレンチリリアン

密になつてゐる部分はリリアン編みの2ループと書いてあつた。2ループの方がしつかりしてゐて好みだ。
この後、黒い糸にビーズを通して試し編みもしてみたけど、全部ほどいてしまつた。かんたんにほどけるといふのもいい。

ワンダーリリアンは、i-code単体を作る場合に使つたりしてゐるが、フレンチリリアンはどうするかなあ。これつて、やつぱりビーズ編み込んだりして、アクセサリを作るものなのか知らん。
悩むなあ。

Thursday, 07 April 2011

定時退社

今年度から、我が社では積極的に水曜日は定時で帰る日、といふことになつた。
今日がその最初の日だつた。
積極的なのは、上層部といはうか、人事部といはうか、まあ、さういふところの人々である。
フレックスタイム就業制度なんかもあるが、九時に出社しなくても、夕方決まつた時間には帰れといふ。

今回の震災で、社長はじめ役員の人々は「社員のことを第一に考へてゐる」といふ。「社員の安全が第一」なんださうな。

だつたら定時に帰る日を、なぜ水曜日なんかにするんだらう。
水曜日は「ノー残業デー」といふのは、他の会社でもやつてゐることである。
すなはち、帰りの電車は混んでゐることが予想される。

役員の人々つて、そんなかんたんなこともわからないんだらうか。
よそさまもやつてるから、うちも、くらゐの感覚なんたらうか。
おそらく、満員電車とかに乗る必要がないんだらうな。

Tuesday, 05 April 2011

惰弱な

絶賛節電中である。
だといふのに、家の中が寒い。

耐へに耐へて……今鼻水が止まらない。

情けないなー。このていどの寒さで鼻風邪だなんて。
温度計見たら、室内で十度くらゐだつたけどな。

とりあへず鼻の下にメンソレータムを塗つてしのいでゐるが、たいしてもたないんだよなあ。
ちやんと眠れるか知らん。

ちなみに、手遅れと知りつつ暖房を入れてみた。
日中、外はあんなにあたたかかつたのになあ。なぜ室内には反映されないのか。

花見のこと

いはゆる一般に云ふ「花見」はしたことがない。
自分にとつての「花見」とはこんな感じだ。

近所にある桜のうち一番好きな桜を一番よく見えるところにござを敷く。ベンチや適当な石があつたらそこに座つてもいい。
つれだつて行く場合は少人数、二三人、せいぜい五六人といつたところか。
思ひ思ひにビールを飲み、あるいはワンカップでもいいかもしれない。
時折「きれいな桜だねえ」「きれいだねえ」などと呟き交はす。

そんな感じ。

いはゆる「花見」は花見ではないのではないか。
「花」のある必要がない。
「日本全国酒飲み音頭」にもあるけれど、単に酒を飲んでどんちやん騒ぎがしたいだけで、桜はあつてもなくてもいい。
桜はダシにされてゐるだけ。
そんな感じがする。

自粛がいいとは云はないが、これを機会にしづかに桜を愛でる人が増えたらいいのになあ、と、思つたりもする。

でもなー、もし、「しづかに花を見るのは自粛して、どんちやん騒ぎしてほしい」とか云はれたら、それはそれはイヤーな思ひをするだらうなあ、と考へると、やはり年に一回、桜の咲くこの時期には、あれをやらないわけにはいかないんだらう、と、しみじみ思ふのであつた。

Monday, 04 April 2011

下手の横好き

学校に通つてゐた時分は、実技教科はすべて「努力点」しかもらへなかつた。
あ、音楽は一応譜面は読めたし、音楽史もそこそこ知つてたからなんとかなつてゐたか。
でも音楽をのぞく実技はすべて努力点。高校のときなんかひどくて、家庭科で、一度きりの調理実習を欠席した三学期に、これまでより高い点をもらつたくらゐだ。あれは絶対先生がボケてゐたのだらう。三学期に出るのはその一年の総合得点のはずだからだ。

まあ、さういふ、先生のボケに助けられたりして、なんとか卒業することができた。
そんなわけだから、当然家庭科は苦手だつた。今でも家庭科でやつたことは苦手だし好きではない。蝶理とか裁縫とかね。
後年知つたことだが、裁縫は、きちんとサイズ修正のやりかたを教へてくれてたりした。増やすときと減らすときで、丈をどうするとか脇をどうするとか、ダーツをどうするとか、ほかの人に訊くと「そんなことは教はらなかつたよ」といふことまで教へてくれてゐた。
とてもありがたいのに、「教はつた」といふ記憶だけがあつて、具体的なことはなにも覚えてゐない。
まさかそんなことが役に立つ日の来ることなんて、想像もしてみなかつたからだ。

あみものは、九歳のときに自主的に母から教はつた。
おそらくだからつづいてゐるんだと思ふ。もし家庭科で習ふやうなことがあつたら、絶対やめてゐたにちがひない。

タティングレースはまだ「タッチングレース」と呼ばれてゐたころ、たまたま手芸店で「かわいいタッチングレース」を見つけて、これも自主的にはじめたもので、だからつづいてゐるんだと思ふ。

でもまあそんなわけで、不器用だからなかなかきれいに作れないし、なにをやらせてもトロい。
好きでやつてるからいいんだけどね。

たとへばこのDragon Wing DoilyAnne Bruvoldがパターンを公開してゐる。
これ、見たとき即「作りたい!」つて思つたんだよね。タティングレースにしては目が詰まつてゐるといふか、白い部分もしくは空間が少ない。
しかも、webを見るといろんな人かたくさん作つてゐて、どれも一々素敵だつたりするんだなあ。

作りたいと思つてゐて、パターンもダウンロードして、でもなかなかはじめられないのはいつものこと。
やつとできたのがこれである。

Dragon Wing Doily

例によつて同じサイズであつてしかるべきリングのサイズがまちまちだつたりするが……
これつていつかそろふやうになつたりするのだらうか。
もちろんそろへやうとはしてゐる。
ただ……や、云ひ訳はやめておかう。

シャトルひとつと糸玉で作れる、至極かんたんな作品だと思ふ。
ただ……結び目の少ないリングが苦手なんだよなあ。一番小さいリングはダブルスティッチが4つ。かういふ小さいリングはなかなかうまく形にできない。糸もうまくひけないし。いくつか作つてゐるうちにだんだんましにはなつてきたやうには思ふが、残念ながら「まし」ていどである。

「ドイリー」とあるが、これはサイズとしてはコースターくらゐの大きさ。使用したのはLisbeth #40。この糸を購入した当時、ターコイズブルーが気になつてゐて、萬年筆のインキなんかにも使つてゐた。Lisbethには「ターコイズ」と名前についた色がいくつかあつて、そのうち二色くらゐ買つた。これがどつちであつたかは、記憶にない。とほほ。

このままコースターとして使ふつもりではあるものの。
六角形や八角形であれば、まちつとつなぎやすいんだがなあ。たくさん作つてつなげてみたい気がしてゐるんだが……うーん、どうつないだものやら。
或は自分で八角形とかに変形させた方がいいのか。

Saturday, 02 April 2011

ハンドカーダーで混色

思ふところあつて、手藝ネタもこちらに書くことにした。
検索ワードなどを見てゐると、結構手藝ネタがあるなー、と思つて。

しかし、紡ぎネタはどうかなあ……。

地震があつたから、といふのは、やつがれの場合手仕事にはあまり影響がなかつたやうに思ふ。
計画停電のときには暗いのでやらないといふことはあつたが、それも平日は職場にゐるのでほとんど関係ない。
どちらかといふと、三月末に納期があつて、お客さんが地震とみずほ銀行の件で上を下への大騒ぎになつてゐて、でも納期やその内容には全然変更はなくて、といふ、なんだか切羽詰まつた状態でゐるといふことの方が影響は大きかつた。

納品の終はつた今、突然毛の混色をしたくなつた。
染めにはあまり興味がないのだが、ハンドカーダーで毛を混ぜるのは、knittyのこの記事を見た直後、かなりはまつて何度かやつてみたりした。

何度かやつた結果、ナチュラルカラーの毛同士を混ぜるのが好みであることがわかつた。そこに臙脂色や紺色など、暗い色をちよつと混ぜると、實にいい深みが出る。「いい」といふか、自分好みの色合ひになるのだ。

今回は、ぱつと手のとどくところにあつたシェットランドのトップを混ぜてみた。山梨のアナンダで購入したものである。

Shetland Yarn

大きいかせは、白とモーリットをほぼ同量混ぜたもの。小さいかせは白と茶色とモーリットをそれぞれちがふ割合で混ぜたもの。
このていどの量だと、多少分量を変へてもそれほど影響はないやうに見える。
でも、編んでみたら微妙なグラデーションが出ておもしろいんぢやないかなあ。編み込みにはむかないかもしれないけど、暗い色または明るい色と重ねたらそれなりに色のちがひは出るかもしれない。

最初からあるていどは混食するつもりでゐたので、多少多めに購入したんだけど、うーん、好みの色を出すにはもつと試行錯誤が必要な気がする。
やつぱり臙脂色とか、ちよつと混ぜてみやうかなあ。とか。

カーダーをかけるのは苦手なのだが、今回は毛の状態がかなりよかつたのでそれほどの惨事にはならずに済んだ。毛はふんはりとした状態になつて、紡ぎやすかつた。時折カーディングに失敗してだまになつてゐるところがあるのはご愛嬌といつたところか。とほほ。

この夏はおそらく冷房もさうさう使へないし、羊毛を紡ぐのはつらいかもしれないなあ。
どうしやう、まちつといろいろ考へてみるか。
或は今「えいやっ!」と紡いでしまふか。

悩むなあ。

3月の読書メーター


読んだ本の数:2冊
読んだページ数:693ページ

泣き虫弱虫諸葛孔明〈第2部〉 (文春文庫)泣き虫弱虫諸葛孔明〈第2部〉 (文春文庫)
柴錬が「水滸伝でこどもに一番人気があるのは李逵」と書いてゐたやうな気がするが、なるほど、三国志演義では張飛なのね。 第壱部では「趙雲がまともに見えるのは関羽、張飛と一緒にゐるせゐ」といふ文に深くうなづいた。第弐部では曹操が妙にまともに見える。それはおそらく、劉備がとてつもなく妙な人の(やうに描かれてゐる)せゐ。つてーか、ヘン過ぎ。
読了日:03月18日 著者:酒見 賢一
ドイツ語エッセイ Eine kleine Kaffeepauseドイツ語エッセイ Eine kleine Kaffeepause
日本語は「熱い!」「冷たい!」「おいしい!」「まづい!」とか簡単でいいなあ、といふのが新鮮。ドイツ語だとやつかいらしい。あと、日本は世界一の幽霊国といふのがおもしろかつたなあ。ドイツには幽霊が少ない、なぜならドイツ人は合理的な理屈を好むからつていふのも、「ほほう」つて感じ。
読了日:03月25日 著者:Martin B.Stanzeleit

読書メーター

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