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Saturday, 19 February 2011

7notesで書いてみた

タモリ倶楽部を見てゐると、たまに料理をしながら酒を飲んでゐたりして、今回もたまたまそれだつたわけだけど、タモリの作るものはいつでもおいしさうだと思ひ乍ら見てゐた。
実際、以前に豚肉の生姜焼きとか作つてみたことがあるけれど、これがまた酒を飲みたくなるやうなうまいものになつた。

タベの番組を見てゐても思ふんだけど、料理には実験が不可欠な氣がする。何も大がかりなものでなくてもいい。いつもよりちよつと醤油をへらしてみるとか、かはりにめんつゆを入れてみるとか、さうしたことでもいい。
さういふことが大切な氣がするなあ。ずぼらな自分にはチト無理な氣もするけど。

あと、好き嫌いは料理のさまたげだよなあ。嫌いな食材はまづ入れてみやうだなんて思はないもの。
限られた食材でおいしいものを作ることはできるかもしれないけど、何かもの足りない料理になる氣がする。
大根の葉なんて、絶対入れてみやうとは思はないもんなあ。

ま、自分にとつておいしいものを作れればそれでいいか。

Tuesday, 01 February 2011

1月の読書メーター

読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1063ページ

大不況には本を読む (中公新書ラクレ)大不況には本を読む (中公新書ラクレ)
amazonのレヴューに「何が云ひたいのかわからない」といふやうな感想が何点かあつたが、「うーん、何がわからなかつたのだらう」といふくらゐ、あれこれわかりやすく書いてある。問題は、「わかりやす過ぎるあまり読者は何も考へないかもしれない」といふこと。すなはち著者の云ふ「行間を読まう」が成立しないきらいがあること、だらうか。「自分の頭で考へやう」つてのは、結構一貫して云つてることだよね、橋本治は。
読了日:01月01日 著者:橋本 治
ごきげん タコ手帖ごきげん タコ手帖
「ウテナさん電報です」の話が出てくる。高校生の時に学校の図書室に「ルンルンを買っておうちに帰ろう」と一緒においてあつて、自分は断然「ウテナさん」の方がおもしろいと思つた。それは今も変はらない。中野翠も老けたな、と、ここ何年か思ふことしきりだが、さう思ふ自分もまた年を経てゐる。「うれしいです」についてとか、「龍馬伝」の配役のこととか、うなづけることも多く、まだまだ読みつづけていくのだらうなあ。まあ、スポーツに関する意見、特にサッカーと相撲に関する意見はあまりうなづけなかつたりはするんだけど。
読了日:01月03日 著者:中野 翠
私家版 日本語文法 (新潮文庫)私家版 日本語文法 (新潮文庫)
たとへば「が」と「は」のちがひとか、いろんな学説をひいてきてゐておもしろい。やはり現代かなと漢字には問題があるなあ。旧かな旧漢字に問題がなかつたとは云はないが、と、本書にもあるが、過去との絆が切れるのは如何にも痛い。
読了日:01月19日 著者:井上 ひさし
読むだけですっきりわかる日本地理 (宝島SUGOI文庫)読むだけですっきりわかる日本地理 (宝島SUGOI文庫)
円周率が「だいたい3」になつたのは知つてゐたが、地理の授業が任意の三地域だけになつてゐたとはなあ。地理の知識つて漢字の読み方に次いで間違へるとはづかしいものだと思ふし、大人になると顧客の出身地を知らないと大変な失礼にあたつたりするのになあ。とはいへ、それぢやあこの本で不足分を補へるかといふと、それはちよつとムリ。わかりづらすぎる。文章と(わかりづらい)地図だけですべてわからせやうとするのにはムリがある。文章にも癖があるので、「すっきりわかる」かどうかは疑問。せめて索引がほしい。
読了日:01月29日 著者:後藤 武士

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