My Photo
September 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

« 箱根駅伝が終はると正月休みも終はる | Main | 「The Society of Mind」を読む その二 »

Tuesday, 04 January 2011

「The Society of Mind」を読む その一

心の社会を持つてゐるはずだつたのだが。
腐海に埋もれて出てこない。
或は「持つてゐる」といふのが記憶違ひなのかも。

といふわけで、原著「Society Of Mind (A Touchstone book)」を読むことにした。
全30章に付録がついてゐるので、一日一章読めば一ヶ月で読めるはず。

「心の社会」といふ邦題から、今でいふ「スピリチュアル系」の人が勘違ひして読むことも多かつたのらしい。内容としては、「mindの仕組みについて」といふ感じかなあ。「心」といふよりは「脳」かもしれない。はたまた「精神」か。しかし「精神の社会」ではやはり「スピリチュアル系」の人々が勘違ひしさうな感じもする。
とりあへず、ここでは「心」といふことにしたい。

この本は、人工知能に関わる人なら大抵は読んでゐる本なのらしい。
人工知能とスピリチュアル系。
……まあ、あんまし関係ないよな。

本には、「心はひとつひとつのちいさな行為(process)からできてゐる」とある。
例へば、お茶を飲む場合は以下のやうな行為が必要だ。
 1. ティーカップをつかむこと
 2. お茶をこぼさないやうバランスをとること
 3. お茶を飲みたいといふ渇き
 4. ティーカップを唇まで運ぶこと
そして、それぞれの行為は互ひに独立してゐる。つかむこととバランスをとること、それと運ぶことはなんとなく連携してゐるやうな気もするが、それは「お茶を飲む」といふ行為全体から見てゐるからさう感じるわけで、實は互ひに影響を及ぼさない、といふのだ。まあ確かに、渇きに関してはさうだなあと思ふ。

さらに「エージェント」と「エージェンシー」といふ概念が出てくるが……うーん、ここはよく理解できてゐないんだな。
上で云ふと、お茶を飲むための四つのちいさな行為は「エージェント」で、お茶を飲むことは「エージェント」でありまた「エージェンシー」でもありうる、といふ感じか。
あることを意識することなく行へる場合は「エージェンシー」、意識しだすと「エージェント」といふ理解なのだが、これだとよくわかんないよね。

とりあへず先に進んでみて、わからないやうなら戻ることにしやう。

こんな感じでゆるく読んでいくつもり。

« 箱根駅伝が終はると正月休みも終はる | Main | 「The Society of Mind」を読む その二 »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「The Society of Mind」を読む その一:

« 箱根駅伝が終はると正月休みも終はる | Main | 「The Society of Mind」を読む その二 »