分相応に暮らす
2011年は実現可能な目標を立てやう。
年末にそんなことを考へてゐた。
できなかつた。
一応、「あんなことをしやう」「こんなことをしやう」と考へはした。
考へただけで、具体的な目標や行動にたどりつくことはなかつた。
年が明けてから、つらつら考へてみたが、とりあへず今年は「分相応に生きたい」といふところにたどりついた。
たとへば、芝居を見に「遠征」するなら、できるだけ日帰りする、とか、できるだけ安い席で見る、とか、ほかの楽しみはあきらめる、とか。
萬年筆だつてもうこれ以上は必要ないはずだし、手帳やメモ帳にしても同じことだ。
毛や毛糸もできるだけ買はないやうにして、手持ちのもので紡いだり編んだりする。
本もさう。「積読」状態のものから読んでいく。
あんまり我慢してばかりだとどこかで爆発するので、適度に発散しつつ、なるべく「ちいさくちいさく」暮らしてみたい。
ムリかな。ムリかも。
とりあへず、「遠征」予定を立て、編んだり紡いだりするものの考へて、それに従つていけば目標に近づけるんぢやないかなあとは思つてゐるんだがね。
甘いか。甘いね。
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