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Sunday, 14 November 2010

おじさん向け?

理想のカバンはいろいろあるし、お気に入りも何点かある。
でも、「どこかに完璧なカバンがあるかもしれない」といふ思ひは捨てきれないのらしい。

ル・ボナーのパパスは、今年のヨーロッパ旅行のやうすをweblogで拝見してゐるうちに、ひどくほしくなつてきたもの。
明るいライム・グリーン(或はアップル・グリーン)のショルダーバッグが、とてもまぶしくすてきに見えた。
それで、ちよつとweb検索なんぞをして見たら、文房具界隈、特に萬年筆界隈(さらには関西地方)で大変人気の高いカバンなのらしいことを知つた。

いいなあ、革のショルダーバッグ。

と、思ひつづけて幾星霜。
といふほど長くはないか。
しかも、当初はもつと入手に時間がかかると思つてゐたから、案外早く手に入つたといふべきかもしれない。

入手に時間がかかると思つた理由は、実物を見てから買ひたかつたからである。
実物を見るには、萬年筆界隈の人と知り合ひになるか、はたまたル・ボナー本店に行くしかなからう、と、思つてゐた。
それはー……時間かかるよなあ。

ところが、c.o.u.でも取り扱つてゐることがあるといふ。

十月に一度c.o.u.を訪れたら、十一月の半ばくらゐにまた入荷すると親切に教へてくれた。しかも、その時お店番をしてゐた方が実際に使用してゐるパパスを見せてくれて、いろいろと説明までしてくれた。

これは買はねば。

この時教へてもらつたc.o.u.のwebサイトを日々確認しつつ、入荷したことを知つて木曜日の夜に勇んでいくと、ほしいと思つてゐた茶色のカバンは店舗からちよいと離れた事務所にあつて、明日なら、と云はれた。金曜日はちよつと、といふことで、土曜日に取りに伺ふことにして、やつと巡りあへた、といふわけ。
この時も大変丁寧にいろいろと教へてくだすつたので、ちよつとメモ書き程度に書いておきたい。
・余分なクリームや雨よけスプレーは使はないこと
 既に十分オイルがしみ込ませてあるので、これ以上手をかけるとかへつて負担になるといふ。
・雨染みが気になる場合はかたく絞つたタオルで全体を拭き乾燥させること
 気にならないならやらなくてもいいとのこと。
・湿気と摩擦が合はさると色うつりすることがある
・しばらく使はない時は光のあたらないところに保管すること。しまふ前にほこりを払ふこと
 ほこりと湿気が合はさるとカビが生える原因になる。

シボのある、表情のある革なんだけど、お店の人のパパスはシボがなくなつてゐて、磨き上げたやうにつやつやになつてゐた。楽しみだなー。

ル・ボナーのパパス

実はこれ、家族に使つてもらふつもりである。
でも、時々は使はせてもらはうつと。

ちよつと年配の男の人向けといふことらしいが、そんなことないと思ふなー。いい感じのカバンである。早く使つてみたいよ。

ちなみに、自分用にはこんなものを買つてみた。
MONOKAKI Notebook by Masuya

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Tuesday, 09 November 2010

目覚めの曲

目覚めにふさはしい曲はなにか。
学生時代にひとり暮らしをしてゐた。今でこそ寝穢いやつがれだが、当時は朝起きることにさして苦労した記憶がない。

それでも、如何にきもちよく目覚めるかには興味があつた。
ある時、目覚めの曲としてはラヴェルのボレロがいい、と聞いて、早速CDプレイヤのタイマを設定した。
ボレロのいい理由は、次第に音が大きくなつてゆくので自然に目覚めることができるから、とのことらしかつた。

実際にやつてみて、自分には向かないと思つた。
ボレロは、確かに曲が進むにつれて音が大きくなつてゆく。
しかし、その大きくなりかたが問題だ。
ボレロは、ずつとクレシェンドしていくといふ曲ではない。
階段をのぼるやうに、ある時点でいきなり音が大きくなる。
そのせゐか、いつでも目の覚めるのはほぼ同じ部分。二回目のくりかへしのところだつた。その前の部分はもしかすると耳には入つてゐるのかもしれないが、聞いてゐたといふ記憶はない。

これはダメだ、と思ひ、しかしほかになにを聞くか決めかねてゐたとき、ふと閃いた。

プロコフィエフ:ピーターと狼はどうだらうか。

早速手持ちのバーンスタイン指揮ニューヨークフィルのCDを入れて朝を迎へることにした。
これが、すこぶるいいのである。
時間が来て、レニーのちよつとがさついた聲が聞こえてくると、ぱつちりと目が覚める。
さほど大きい音量で聞いてゐるわけではないのに、効果は抜群だつた。
極々自然に目覚める。無理矢理起こされたといふ感覚はほとんどなかつた。

生まれてから五歳になるちよつと前まで、米軍基地のすぐそばに暮らしてゐた。この頃の記憶は意外と残つてゐるのだが、飛行機の音がうるさかつたといふ記憶がまるでない。
しかし、今でも真夜中に暴走族がやつてきても、そのせゐで眠れないといふことがない。
もちろん「うるさいな」とは思ふが、眠つてゐるときに来ても気がつかないし、寝入りばなにやつて来ても平気で眠れる。
おそらく、こどものころの経験が、今なほ生きてゐるのだらう。
そんな気がする。

そんな超絶鈍感なやつがれでも、なかなか寝付けない音がある。
人の聲、だ。
昼寝の最中に選挙カーでも来やうものなら、苛々しつつも目が覚めてしまふ。

バーンスタインの喋り方は、どちらかといへば眠りを誘ふやうなものだと思ふ。
それでも目が覚める。
そして、不快には感じない。

結局、ひとり暮らしをしてゐるあひだはずつとピーターと狼を目覚まし代はりにしてゐた。

すつかり寝不足が常態と化して久しいが。
今また、同じ曲で目覚めてみやうか知らん。

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Sunday, 07 November 2010

買つてしまつた

どうせ使ひこなせないんだし、もう買ふまいと毎年思つてゐるムックを買つてしまつた。

ノート&ダイアリースタイルブック Vol.5 (エイムック 2069)を。

もう来年の手帳は決めてしまつたし、これ以上は、と思つてゐたが、ムネモシュネー……ぢやなくて、ニーモシネの手帳は店頭で見てみたいなあ。
あと、中身の紹介があつたHIGHTIDEのBLOCK NY TYPE。見開き一週間で、一ページに上下に半分、縦横に半分の四つのますがある手帳。一ます一日で、見開きであまつた最初のますにはその月のカレンダがあり、その週の予定とかが書けるやうになつてゐる。日々のますには予定よりはToDo項目を書くことを想定してゐるのらしい。まあ、一日のToDoを全部書き出すにはちよつと足りないけど、買物とかなにか用途をしぼれば結構いい感じに使へさうな予感。

そんなわけで手帳以外のものがいろいろと気になつた。
特に大阪タカシマヤオリジナルといふインキ。インクの色卓のたこ焼き青のり色がすてきな緑色なのだ。モンブランのレーシンググリーンよりもちよつと明るめだらうか。でも落ち着いた色なので、普段使ふのにもよささう。

満寿屋のMONOKAKIはそのうちc.o.u.へ行くつもりなのでその時に求めやうと思つてゐた。多分、買つてしまふだらう。うむ。

LIVING & ENDING NOTEBOOK は、以前は三年手帳のアドレス帳部分に似たやうなことを書き付けてゐたが、最近は毎年使ふ手帳のアドレス帳に書いてゐる。といふか、一度書いたものをそのまま毎年持ち越してゐる。三年手帳から切り替へたばかりのときはPDAに入れてゐたけれど、それだと取り扱ひできない人もゐるかもしれないので。ただ、かういふ記録つて、あんまし見られたくないから気を遣ふやね。

原稿用紙ノートがまだある、といふのはうれしい情報だつた。
地元の文房具屋では見ないんだがねえ。コクヨの原稿用紙だけはからうじてあるけれど、LIFEのA4とかB5とか、好きだつた原稿用紙が軒並みなくなつてゐる。満寿屋の原稿用紙はもちろんいいのだけれど、あのルビを書くスペースのある赤みがかつた茶色の枠がいいんだよね。萬年筆で書くのもいいが、鉛筆で書きたくなつてしまふ。
Vanquishのノートは探してみるつもり。

あとはー、さうだなー、マスキングテープとか、使へるやうになりたいんだけど……
どうもあれは自分には「ファンシー」に過ぎて、使ひこなせないんぢやないかといふ気がする。
ノートにあれこれ貼り込むのは好きなんだけどね。

そんなわけで、「あんまし物欲を刺激されないなー。疲れてるのかなー」と思つたけれど、数へあげてみたらあれもこれも気になるものばかり。
このあと見なおしたらほかにも気になるものが出てくるんだらうなあ。うーん。

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目的地への地図を作る

マインドマップ+ライフハック仕事術といふセミナに参加した。
もう時間も遅いので、まづは簡単にちよこつとだけ。

マインドマップもGTDも本やネットを元にして見やう見まねでやつてゐる。
そのままでもいいつもりでゐたが、まあ、せつかく受ける機会があるのだし、といふことで行つてきた。

ネガティヴな考へ方をする人間には、GTDは向かないな、と思つた。

が。

考へてみたら、ネガティヴな考へ方をする人間が、「まちつとうまく生きたいんだよね」とか思はないんではなからうか。
或は、ネガティヴなのに、そんなことを考へるのが大それたことなのか。

そのあたりは、今後考へていきたい。

とりあへず、帰宅して、マインドマップ関連の本を探した。
MindMap for Kidsを持つてゐるはずなのだが、見つからない。
仕方なく、「マインドマップノート術」を引つ張り出してきた。
書き方についてはそんなに書いてあるわけではないが、まあ復習用にはいいだらう。

あとはほとんど手つかずのRhodia の Reverse Notebook があるので、それに書いていくつもり。
まちつと大きい方がいいかもしれないが、そこはそれ、かなあ。

参加者にはすでにマインドマップの基礎講座を受講した人が多く、中にはマインドマップのアドヴァイザの資格を持つてらつしやる方やフェローだといふ方もいらした。
なんだらう。マインドマップにはなにかさうして人を惹き付けてやまない魅力があるのだらうか。
あるのかもな。
もしかしたら中毒性もあるのかも。

これまで自分のやつてきたことはマインドマップもGTDも、「拡散」とか「発想」するばかりだつた。やうは、風呂敷をでろーんと広げた状態のまま。広げつぱなし。
それを「収束」していかなきやいけないんだなー、と、考へてみたらあたりまへのことを学んだ。
あと、GTDは原典とほりに実践してゐる人なんてほぼゐない。でもそれでいいのよ、みたやうな。
ちよつと気楽にはじめてみやうか、といふ気になつた。
や、もうはじめてるんだけどね。はじめたばかりでうろうろしてゐる感じだけど。

ユビキタスキャプチュアについては、昨今はどの企業も「セキュリティ」とやらがうるさくなつてゐて、電子機器を用ゐてのキャプチュアはむづかしくなつてるんぢやないかなー、と、思つてゐるのだが、どうも参加者の中にはかうした問題に直面してゐる人はあまりゐないやうな感じだつた。うらやましいな。

うまくまとまらないが、気が向いたらまた後日。
とはいへ、自分のノートは基本的にはその時の所感(「ツッコミ」ともいふ)しかないので、参考にならないこと請け合ひなんだがね。

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Tuesday, 02 November 2010

10月の読書メーター


読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1100ページ

文藝別冊 萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母文藝別冊 萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母
萩尾望都を読むやうになつたのはマンガを読むやうになつてだいぶたつてからだつた。当時週刊少女コミックには「洗礼」といふそれはおそろしいマンガが連載されてゐて、怖くて読めなかつたためかと思はれる。森博嗣との対談では「一度かいてしまつたものをもう一度書く気にはならない」といふやうなことを云つてゐたが、この本では「若い頃はかけたものでも年を取るとかけなくなる」といふやうな云ひ方をしてゐた。どちらも真なのだらう。アシスタントの方の話が一番おもしろかつたな、自分は。
読了日:10月21日 著者:
昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)
昭和の特に東京それも都心のこと、とことはつた方がいいやうな内容。写真は長野やその他の地域のものもあるにはあるが、文章は基本的には東京のことを書いてゐる。著者二人、特に山本夏彦の記憶にある東京は、今に比べたらずつと豊かだつたのかもしれない、といふ気になる。誰しも記憶の中のあの日の姿はうつくしいものではあるけれど。
読了日:10月23日 著者:山本 夏彦,久世 光彦
時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)
本邦初公開とか、雑誌に一度発表されたきりとかつて、つまりは「そんなにおもしろくない作品」といふことなのかなあ。時を隔てた話とかは好きなはずなんだけど。切なさ不足なのかも。
読了日:10月27日 著者:R・F・ヤング他,ジャック・フィニイ
EVERNOTE「超」仕事術EVERNOTE「超」仕事術
かういふ使ひ方もありますよ、といふ感じか。後で読み返して、その時の自分にあつた使ひ方を模索しやうかと思ふ。GTDでプロジェクトの扱ひに困つてゐる人はそこの部分だけでも見ると参考になるかも。
読了日:10月31日 著者:倉下忠憲

読書メーター

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