10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1100ページ文藝別冊 萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母
萩尾望都を読むやうになつたのはマンガを読むやうになつてだいぶたつてからだつた。当時週刊少女コミックには「洗礼」といふそれはおそろしいマンガが連載されてゐて、怖くて読めなかつたためかと思はれる。森博嗣との対談では「一度かいてしまつたものをもう一度書く気にはならない」といふやうなことを云つてゐたが、この本では「若い頃はかけたものでも年を取るとかけなくなる」といふやうな云ひ方をしてゐた。どちらも真なのだらう。アシスタントの方の話が一番おもしろかつたな、自分は。
読了日:10月21日 著者:昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)
昭和の特に東京それも都心のこと、とことはつた方がいいやうな内容。写真は長野やその他の地域のものもあるにはあるが、文章は基本的には東京のことを書いてゐる。著者二人、特に山本夏彦の記憶にある東京は、今に比べたらずつと豊かだつたのかもしれない、といふ気になる。誰しも記憶の中のあの日の姿はうつくしいものではあるけれど。
読了日:10月23日 著者:山本 夏彦,久世 光彦時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)
本邦初公開とか、雑誌に一度発表されたきりとかつて、つまりは「そんなにおもしろくない作品」といふことなのかなあ。時を隔てた話とかは好きなはずなんだけど。切なさ不足なのかも。
読了日:10月27日 著者:R・F・ヤング他,ジャック・フィニイEVERNOTE「超」仕事術
かういふ使ひ方もありますよ、といふ感じか。後で読み返して、その時の自分にあつた使ひ方を模索しやうかと思ふ。GTDでプロジェクトの扱ひに困つてゐる人はそこの部分だけでも見ると参考になるかも。
読了日:10月31日 著者:倉下忠憲
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Posted by: BlogPetのちゃっくん | Wednesday, 03 November 2010 15:43