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Sunday, 01 August 2010

いないいないばー

金曜日にC.O.U.で入手した革の筆入、その名も Wild Swans の Peek-a-Boo。いはゆる「ゐないゐないばー」といふ意味である。

Peek-a-Boo

革はサドルプルアップ革といふ、ベルギーのものだと聞いた。馬の鞍に使ふ頑丈な革だといふ。ふたを開けるとペンクリップをさす部分があつて、そこにはフランスのチェルケスといふやはらかい革を使つてゐるのださうな。店員さんの話だと、エルメスの鞄にも使はれてゐるのらしい。

その革に、絵画のスフマートといふ技法を用ゐて染色してゐるといふ。微妙な色のぼかしが実にうつくしい。店員さんの説明では、茶色と黄色と、そしてほんのり緑色を使用してゐるのらしい。写真からはちよつとわからないかもしれないけれど、光の加減によつて、そのほのかな緑色が見え隠れするのがまた楽しい。
考へてみたら手ぬぐひなんかでも、注染のぼかしが好きだつたりするんだよな。

手ぬぐひといへば、手ぬぐひに萬年筆を包んで持ち歩いてゐたりもするが、社内を持ち歩くやうなときに筆入があるといいなあと思つてゐた。手ぬぐひだと、あせつたときに飛び出してしまひさうになつたりするんだよね。粗忽者だからね。

で、社内を持ち歩くとしたら、Montblancの146とDolce Vita。このペンケースにはぴつたりだと思ふ。
今のところ、ふたの開け閉めをするときにちよつとかたいかな、と思ふが、それはさういふものだらうと思ふ。大事なペンをしつかり守つてくれさうで、たのもしい。また、革の匂ひがなんともたまらない。月曜日から使ふのが楽しみだなあ。

Peek-a-Boo

C.O.U.では開店したころ文庫用のブックカヴァを購入したことがある。多分、リスシオなんぢやないかな。この筆入を購入した時に革見本を見せてくれたのだが、その中ではリスシオがそれつぽく見えた。
鞄に入れてゐたら、なにかでひどく傷がついてしまつたが、今はそれなりにいい感じになつてゐる。

このときに、馬蹄型のコインケースとブックカヴァと、どちらにしやうかさんざん迷つた。
今回も同じ。コインケースと筆入と、どちらがいいか、悩んだ。
多分、コインケースもそのうち買ふんぢやないかといふ気がしてゐるが、そのときまでに革のことにまちつと詳しくなつて、ちよいと注文をつけてみやうか知らん。

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