来年のほぼ日手帳考 その一
ほぼ日手帳2011版の発表があつて早一週間。
カヴァのラインアップを見て、「今回はカヴァは買ないかもなあ」と思はないでもない。
つまり、本体は買ふといふことである。
もとい。
毎年毎年、気に入つたカヴァを購入してきた。
といふ話はすでに書いた気がするが。
それで、毎年、「来年もこのカヴァを使はう。来年は本体だけにしやう」と思ふのが常だつた。
ところが、いざ来年のカヴァを見ると、必ず心惹かれるものがあるぢやあないか。
さういふわけで、思ひ切れずに毎年カヴァ付きで購入してきたのだが。
んー、来年のカヴァの中には「ぐっ」とくるものがない。
敢て云へば、ヌメ革のカヴァがいいかなあ、といつたくらゐだ。しかし、ヌメ革はすでに何度かカヴァとして採用されてゐる。前回は2009年版だつたとのこと。
だとしたら、今後も出てこないとはかぎらない。むしろ、何年か周期で出てくるのではないか。
そんな気がする。
だとしたら、なにも今回は買はなくてもいいのではないか。
今回こそ、今年使つてきていい感じにしつとりと光沢も出てきたグレープ色のカヴァを使ひつづける機会ぢやあないか。
そんな気がする。
とはいへ。
気になつてゐるカヴァがないわけぢやあない。
吉田かばんのカヴァだ。
いや、あれはカヴァではないのだな。ポーチなのだらう、おそらく。
あれにはちよつと、いや、かなり心惹かれる。
あれにほぼ日手帳と筆記用具、それにiPhoneを入れれば、ちよつと出かけるのには十分なお出かけ鞄にならないだらうか。
今、「鞄が重たくなるから」とあきらめてゐるほぼ日手帳の持ち歩きを、再開することができるのではないか。
そんな期待もある。
発売日が十一月と遅いので、しばらく買ふかどうするか考へてみるつもり。
しかし。
吉田かばんのあのポーチとその他のカヴァとは一緒に買つても問題なささうなんだよな。ポーチはカヴァ付きのほぼ日手帳を考慮したサイズになつてゐるんぢやあるまいか。まあ、これは願望だけど。
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