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Sunday, 27 July 2008

遅ればせながらiPhone

iPhoneがはじめて発表されたとき、「こいつぁほしい」と思つた。
もちろん本邦で使へるはずもないのだが、だからよけいに物欲がつのる。実際、電話として使へないにもかかはらず、本邦でも入手する人が少なからずゐた。皆WiFi利用だけだが、とてもとても楽しんでゐるやうに見受けられた。
SO902i以降、これといつてほしい携帯電話がない。SO902iだつて、「ちいさいから」「折りたたみぢやないから」くらゐの理由しかなく、そんなに積極的にほしいわけぢやなかつた。

心の中では、PalmOSのTreoがいつでも一番。
これにデータ定額でreasonableな料金がつけばそれで十分。
問題は、たつたそれだけのことだといふのに本邦ではかなへる方法がないといふことだ。

そこへiPhoneである。

キーボードがつかないのはどうよ、といふ気持ちはあつたが、そこはそれ。それを差し引いても非常に魅力的な端末だ。
なにしろ本邦の携帯電話にはこんなの、ないんだよ。
それだけでかなほしい気がする。
しかもアップル。

電話として使へなくても買ふか……
さんざん悩んでゐたところ、今年、本邦でも発売されるといふではないか。キャリアはソフトバンク。

iPhoneゲットだぜ、といふ気分になるかと思ひきや、なぜか気持ちが萎えてゆくのを感じた。
そのときは、キャリアがソフトバンクだからだらうといふ気がしてゐた。DoCoMoなら機種変更ですむ。それにソフトバンクつて…………。
だが、よくよく考へてみたら、DoCoMoだとしても同じことのやうな気がしてきた。

たとへキャリアがDoCoMoだつたとしても、ほしいといふ強い気持ちは急速にしぼんでしまつてゐただらう。
夢が現実になるときには、往々にしてさういふことがある。
夢の中では、「あれもできる」「これもできる」と万能のマシンも、現実ののもとなればあれやこれやの制約の方が目につくやうになるからだ。

曰く、使ひ邦題を謳ひながら、あまり利用するやうなら使用制限をかけられるといふデータ定額だ、とか。
並ばないと入手できない、あるいは並んでも入手できないだらう、とか。
アップルの初期ロットにはいつでも問題がつきまとふ、とか。

夢の長ては「使へるのだつたらどんな障碍にも耐へてみせる」と思つてゐるのに、それがいざ現実のこととならうとしてゐる今、些細なことが足かせのやうに感じられる。

さうして「もう自分はiPhoneユーザになることはないだらう」とまで思ひこんでゐたものだつた。

だが、ヴィデオを見て気がかはつた。
「画期的」だとか「革命的」だとか、如何にも翻訳調の惹句はともかく、さうして紹介されるiPhoneに、Newton MessagePadに似たものを感じたからだ。

Newton. My beloved.

さう思つた瞬間、やはりiPhoneは自分のための携帯電話であり、自分向きの電話であり、「ヲレが買はずしてたれが買ふ」といつた電話である、と、とつさにさう感じたのである。

まあ、未だに手に入れてはゐないがね。

いつ入手できるか定かではなけねども、ひよつとすると32Gとかが公開されてからになるかもしれないけれども、おそらく手に入れることだらう。
My One and Only iPhoneを。

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