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Thursday, 01 March 2007

さういふ問題ぢやない

遅刻はなぜいけないのか。

理由を理解してゐない人間が、またこんな事件を起こしてゐる。
http://www.asahi.com/national/update/0301/TKY200703010212.html

今を去ること十七年前(もうそんなにたつのかっっ)、「校門圧死事件」といふのがあつた。
遅刻間際の女子高生が校門をくぐりぬけやうとした時、遅刻をとりしまつてゐた教師が生徒に気づかず重たい校門を勢ひをつけて閉めた。結果、女子高生は頭や身体を挟まれて死亡した。

この事件のなにがいけないかといふと、取り締まることが目的になつてゐることである。この場合教師の本来の職務は遅刻させないやう生徒・児童を導くことだらう。遅刻の取り締まりは指導の補助足り得てもそれが目的にはならない。
このあたりを取り違へる人が多過ぎる。

たとへば職場でもさうだ。
この場でよくやつがれは「職場でたれも挨拶しない」とこぼすが、下手にさう云ふと、「それぢやあ挨拶励行週間を実施しませう」などと見当違ひのことを云ひだす人がゐる。それぢやあなんにもならない。「挨拶励行週間」を実施した結果、挨拶する社員が増えるのだつたらいいけれど、大抵はその場限りのことでまつたく意味がない場合が多い。
なぜ挨拶をするべきなのかといふ肝心のところが抜けてゐるからだ。

そして「挨拶励行週間」などと云ひ出す輩は取り締まることに喜びを覚えたりしがちである。
さうぢやないんだつてば。

教師にこそ理解してゐてほしいのに、実際は「取り締まつてなにが悪い」と開きなほつたりする。生徒たちを取り締まる必要のない方向に向かはせることこそが職務であるにもかかはらず、だ。

まあ遅刻に関しては家庭での教育によるところも大きいし、個人の性格にもよるから教師だけに責を負はせるわけにはいかないんだけれどもね。

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