達成感と疲労感
GTDにはもうせん興味がある。
なんだかんだ云つて、Getting Things Doneを読むことにしたし、以前からあちこちのweblogなどを徘徊したりもしてゐる。
今ひとつ一生懸命になれない理由は、と考へたときにいくつかあつて。
ひとつは、これはもうほとんど仕方のないことなのだが、正直いつてやつがれは自分の思つてゐること・考へてゐることを表に出したくないといふことだ。
GTDの第一歩として、したいこと・するべきことをすべて書き出すといふのをたはむれにやつてゐたのだが、書き出してゐて愕然とした。別にたれに見せるわけでもないのに、自分の望むとほりのことを紙に記すことができないのである。ばかばかしいと思ひつつも、心のどこかに「照れ」がある。
莫迦。
どうやらGTDを実践するにはまづ自分自身に対してすなほになるところからはじめないといけないらしい。
道は遠い。
ふたつめは、まづ最初にしたいこと・するべきことを書き出すのが大変だといふことである。
これはなにもやつがれに妙な「照れ」があるからいふのではない。単純になにもかもひつくるめて全部書き出すのには時間もかかるし、それにどうやらなにがしかの手引きがないとすべてを出し切るのは至難の業のやうである。
この点を乗り切るには、「GTDを実践するぞ」と決心をかためてかかる必要があるだらう。
最後に、なんでもさうなのだが、GTDのやうな考へ方についてはすばらしいと思ふ反面、ときに「なんだかがつつきすぎで疲れる」と感じてしまふことが多いといふことだ。GTDあるいはLifehacksといつた内容に特化したweblogの管理者は時に異様に元気さうに見える人がゐる。さういふ人を見ただけで「あっ、だめっっ」と思つてしまふ。
世の中、そんなに前向きに生きていかないといけないのかなあ。
なんとなくぼんやりとした生活はダメなんだらうか。
帰りなん いざ。
そんな心持ちになる。
とはいへ、なにごとについても挑戦するのは悪いことではなからう。
といふわけで、全部は書き出せなくてもとりあへず思ひつく限りのToDo項目をあげ、分類わけして早速行動にうつしたり予定をたてたりしてゐる。ToDo項目はあとからつけたしていつてもいいしな。週毎のみなほしの時に足してもいいわけだし。最初から全部書き出さうとすると、「自分にはできない」といふので挫折感を抱くだけに終はつてしまふことになりかねないしな。
それにしても一日24時間は短過ぎる。
今も聞くことに決めてゐる録音したラジオ講座を聞いてゐるのだが、一度聞くのがやつとだ。ろくろく復習もできない。勉強といふよりはすでに趣味なので、聞けないとかなりがつくりきてしまふ。
とりあへずはこれを聞けるやうな日々を送るのが目標、かな。
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