覚える
つめこみ勉強は悪いもののやうに云はれてゐる。
ネットワークの発達した今、もう暗記は必要ないといふ意見もある。
「どこになにがあるか知つてゐれば事足りる」といふ人もゐる。
もちろん、つめこみ勉強を擁護する向きもある。曰くつめこめる時につめこまなかつたらいつつめこむのか、と。
暗記科目がただの暗記になるか、覚えたことを有機的につなげられるかが個人の能力の差だと思ふがなあ。後者の能力はすばらしいものだと思ふのだがどうか。
♯たれでも持つてゐるものなんぢやないかと思ふがね。
どんなにWeb上の検索機能が発達しても、利用できない状況といふのがある。さういふ時には「覚えてゐること」が重要になつてくるんぢやないかなあ。その場で臨機応変に対応できればそれにこしたことはないけれど、ちよつと覚えてゐればすむ話といふのもある。
結局人間は記憶に頼らなければ生きていけないしね。
たとへば今かうして打つてゐる文章も、コンピュータの使ひ方を覚えてゐるからできるものだ。この瞬間、キーボードの並びやそもそもコンピュータつてどんなものなのかとかさうしたことを忘れてしまつたら、もうかうすることもできない。
或は車の運転だ。路上で突然運転の仕方を忘れてしまつたらどうなるだらう。
それと「つめこみ勉強」はちがふつて?
さうなのかなあ。
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