これがなぜだかお(BlogPet)
なぜだかおとかをBLOGしたつもりだった
_TheWellofLostPlots_を読んでゐる
これがなぜだかお.
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ちゃっくん」が書きました。
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なぜだかおとかをBLOGしたつもりだった
_TheWellofLostPlots_を読んでゐる
これがなぜだかお.
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ちゃっくん」が書きました。
斯く云はん。
IT IS the worst of times, it is the age of foolishness, it is the epoch of belief, it is the epoch of incredulity, it is the season of Darkness, it is the winter of despair, we had nothing before us, we are all going direct to Hell- in short, the period looks like other periods, that some of its noisiest authorities insist so.
およそ最悪の時代であり、愚かな時代である。人々は盲目的に信じあるいは無闇やたらと疑ひ深い。暗黒の季節、絶望の冬であり、未来はなく人は皆地獄へところがりおちゆくのみ。
みたやうなね。
もとの全文は「A Tale of Two Cities」「Dickens」などと検索すればすぐ出てくるが、まあ冒頭はこんな感じだ。
IT WAS the best of times, it was the worst of times, it was the age of wisdom, it was the age of foolishness, it was the epoch of belief, it was the epoch of incredulity, it was the season of Light, it was the season of Darkness...
えうは対句が続いていく。
仏蘭西では革命への前奏曲が不気味に流れ、一方英吉利では……つてな感じでね。
We have nothing before us.
そんな気がして仕方がない。
思はず「二都物語」の冒頭を口にのぼせたが、どうしても対句となるよい方の文句はちがふ気がした。「the epoch of belief」はしかし、盲信の時代と考へれば「さうかも」と思つた。
物語はこの後革命へとむかつてゆく。
そして、貴族たちを断頭台へと送つた人々もまたいづれ同じ運命をたどるのだ、といふやうな暗示があつて、終はる。
最後はかう。
It is a far, far better thing that I do than I have ever done. It is a far, far better rest that I go to than I have ever known.
この先闇しかないのなら、確かに「a far better rest」なのかもしれないが。
主人公の心情からはあまりにもはなれすできゐる。残念。
ほんとうは、雅亮は
今日はネットで広いちゃっと、職場を去るだといふのにちゃっはない以前は職場とちゃっな.
とか思ってたらしいの。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ちゃっくん」が書きました。
雅亮が、大きい縞模様
が、縞模様とかをお知らせしなかったの?
出荷のお知らせが届いた
もうすぐ我が手に「粋な縞模様」
が、縞模様
が……
と、ちゃっくんは思ったの♪
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ちゃっくん」が書きました。
そういえば、雅亮が
ほんとうは、雅亮は今日は余裕で広い以前と、職場を去るだといふのに以前はない以.
とか考えてたよ。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ちゃっくん」が書きました。
_The Well of Lost Plots_を読んでゐる。
これがなぜだかおもしろい。
文庫本で「文学刑事サーズデイ・ネクスト1 - ジェイン・エアを探せ!」を読んで、これがたまらなくおもしろかつた。
著者はジャスパー・フォード(Jasper Fforde)。元々は映画の道を目指した人らしい。
主人公はThursday Next。三十代後半の女性。刑事、かどうかは……まあ刑事なのか。作品世界は20世紀末で、まだクリミア戦争が続いてゐる。サーズデイもまたクリミアに兵士として赴いた過去がある。ここで実の兄と元・戀人とのあひだに一悶着あつたりする。兄は戦死、戀人も負傷する。
またこの世界では文学が異様に愛されてゐる。
サースデイは、悪事を企む大企業(つて書くとヤスい感じがするが)や世界第三位の悪人と戦ひつつ、かつての戀人について葛藤し、一方で「ジェイン・エア」の結末に関与する。
……つて書いててなにがおもしろいのか、といふ感じだなあ。やつぱり柴田くんはすごいや。柴田くんが説明するとたいしておもしろくない小説でもとてつもなくおもしろさうな感じがするものな。
まあ、新聞の書評などから表現を借りてくると、「モンティ・パイソン」で「ダグラス・アダムズ」、また「大人向けのハリー・ポッター(……これはどうかなあ)」で「ブリジット・ジョーンズ」なのださうである。
第二作である「さらば大鵺」は文庫になつてゐなかつたので、図書館で探したが見つからなかつた。そこで、_Lost in a Good Book_を購入して読んだ。
原書つてなかなか読み進められなかつたり途中で挫折したりすることが多いのだが、これは気がついたら読み終はつてゐた。シリーズ化が決まつたからだらう、こちらはつづきもの。先が気になつて、つい_The Well of Lost Plot_に手を出してしまつた、といふわけ。
なにが魅力的つてやつぱり主人公かなあ。強いけど強すぎない、でも巨悪にも敢然と立ち向かつてゆく。
でも脇役もまたいい。主人公のパパは最高だ。発明家のおじさんもいい。二作目から登場するミス・ハヴィシャムのよさはなんといつたらいいのかなあ。ミス・ハヴィシャムは御存知ディケンズの「大いなる遺産」の登場人物だ。
また、世界設定もおもしろい。先にも書いたがまだクリミア戦争が続いてゐて、世の中の人は文学を愛してゐて、本を読むだけでその世界に入つて行ける人々がゐて、本の中にはこの世と同じやうな世界があつて……。うーん、説明するのもまだるつこしい。是非「読んで」と云ひたい。
第三作以降は翻訳されないのかなあ。文学作品からの引用が多いからさういふのの手配とかが手間なのか知らん(やはり沙翁なんぞは定番訳といふのがあるだらうし)。それとも最近古典文学を新たに翻訳するのが流行つてゐるからそのあたりで「どの訳を頂戴したものか」といふ悩みが生じてゐるのか知らん。
ジャスパー・フォードにはほかにもThe Nursery Crime といふシリーズがあるらしい。
うーん、読んでみたい。
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