Knitter's High
手芸用のweblogに書くつもりだつたけれど。
昨日、編み始めたくつ下が、どうにも自分好みなのである。
こちらで手編み靴下のコンテストが行はれることはすこい前から知つてゐた。
くつ下編みとしては参加したいのはやまやまなのだが、「オリジナリティー溢れる」くつ下なんぞ自分には編めまいと思ひ込んでゐた。
それが、昨日、「うーん、ちよつとこんなのを編んでみるかな」と編み始めてみたらこはいかに。
「さうだよ、こんなくつ下が編みたかつたんだよっっ」
つてな出来になつてるぢやあないか。
しかし。
実はこれ、「Knitting High」とか「Knitter's High」とかいふ状態なのではないかと思ふのだ。
編みはじめはそんなに気が乗らなくても、編みすすんでいくうちに気がつくとなんだかやめられない状態になつてゐるのである。とにかく「あと一段、いや、あと一模様」といふ状態に陥る。「おなかすいたけど……でもあと一段」とか思つてゐるうちに食べる機会を逃してしまふ。そんな感じ。
つまりあまりにも編むのが楽しくなりすぎて、それで自分の編んでゐるものに冷静な判断をできなくなつてゐるのではないかと思つたわけである。
今日あらためて見て、まあ昨日ほどは感銘を受けなかつたけれども、でもやつぱり「こんなくつ下、編みたかつたんだよね」といふ気持ちはかはらない。
うーん、ダメで元々、「参加することに意義がある」つてことで応募してみやうかなあ。
問題は応募作品は基本的に戻つてこないといふことだ。
まあ、頼めば戻つてくるだらうけどね。
それに、「オリジナリティーに溢れる」作品ではないことにかはりはないのだつた。
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